塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

ラーメンとコーラから学ぶ競争の縮図

2012-12-29 01:34:59 | 日記
 皆さんご存知のように、今インスタント袋麺の世界では生麺の触感を追及した激しい競争が行われています。

 その先陣をきったのが「マルちゃん正麺」であり、日清の「ラ王」が袋入りを発売し、サンヨー食品も負け
じと「麺の力」を開発しました。

 ここに明星とエースコックが含まれていないのですが、前者には「中華三昧」という品がありますし、後者
も今企画と立案を行っているのかもしれません。

 つまり、「競争」が新しい市場を生み、自社の宣伝効果を高品質を謳うことに成功したわけです。

 その一方で

 「コーラ市場」

 にも異変が起きています。

 米国では常にペプシとコカ・コーラが相手を出し抜こうと様々な形でCMを作って来ましたが、日本の場合は
コーラと縁のなかったキリンが先鞭を付けました。

 「メッツ・コーラ」

 という特保のお墨付きを得た商品を開発し、体に悪影響を与えると思われてきたコーラの印象を根底から覆す
形に成功し、サントリーも版権を持つペプシで巻き返しを図っています。

 サッカーファンとしてはキリン、そしてサンヨー食品というスポンサーの売り上げが気になるところですが、正
しい競争はこの二つの事例を見てもわかるように、お互いが成長する大きな軸となります。

 イタリアでは3強、スペインでも2強が昔からリーグを引っ張ってきた背景には、この競争の中に意地とプラ
イドが混じっていた為でしょうね。

 僕個人は競争が好きでは無く、相手を出し抜くくらいなら

 「出し抜かれる」

 くらいの方が良いと思うときもあります。

 恐らく僕の考え方は弱者の考えであり、傍から見ていると笑い飛ばされる代物でしょうが、今後サッカーでは
競争に打ち勝つ強靭さがより求められるはずです。
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雪を見れば思い出す、Jリーグのシーズン制度

2012-12-28 23:28:25 | 日記
 大雪を見ると反射的に

 「Jリーグの秋冬制度」

 を思い出します。

 今日の夕方から長野市、千曲市も積雪に見舞われ僕が22時に仕事を終えて駐車場に着くと、車の屋根に15センチ
程度雪が積もっていました。

 以前から囁かれていますが、日本と欧州では雪そのものの質が違うと言います。

 日本の雪は水分を含んだ重い特徴がありますが、欧州の雪はもっとさらっとしていると聞きました。

 それでも昨年はプレミアがリーグの順延を決めたように、積雪は日本と欧州を問わず今の時期、運営に大きな支障を
きたします。

 一番困るのは試合終了後、積雪により電車のダイヤが乱れファンと選手が移動できなくなることでしょう。

 電車が乱れれば当然飛行機も飛びませんし、市街地を走るシャトルバスも渋滞に巻き込まれ、輸送が難しくなります
から、現実問題幾つもの問題がまだ未解決のままです。

 僕はサッカーに限らず、プロのリーグは基本的に

 「プレイヤーズ・ファースト」

 だと捉えます。

 どんなにお客が入ろうとも選手がいなければ試合は成立しませんし、まずは選手が快適に試合に取り組める環境を整備
しなくてはいけません。

 「無観客試合」

 が成立するのはそこに選手が存在するためで、だからこそ僕たち観客の観戦態度やマナーが常に問われるのです。

 代表選手にしわ寄せが向かう今のJ1は確かに改善の余地があります。

 逆に天候を踏まえた施設管理と観客の輸送、そして選手の練習に対して意見がまとまっていないことも事実です。

 Jリーグには焦ることなく、多角的な意見を募集して運営方針を考えて欲しいものです。
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今野の適材位置を探る

2012-12-28 01:16:45 | 日記
 週刊サッカー・ダイジェストは2012年4月3日号の巻頭特集で

 「J歴代最強プレイヤー ブレイク候補」

 という特集を組みました。

 その中でセンターバックは秋田豊と故松田直樹、そして井原正巳が歴代の3傑に選出されているのですが、現役
選手で1位に輝いたのがガンバの今野というのが、言葉を失ってしまいます。

 これは勿論開幕間もないころの記事ですから、ガンバファンであろうとなかろうと、彼らがJ2降格を味わうと
は夢にも思っていませんでした。

 しかもそれ以上に衝撃的なのは、日本有数のセンターバックを獲得するも、ガンバの失点が減らなかったことで
はありません。

 先日のセレッソ戦でこの第一人者を

 「ディフェンシブ・ミッドフィルダー」

 として起用して成功を収めたことが、何とも皮肉に思えたのです。

 後藤健生氏は以前からこのポジションでの今野の働きに称賛をおくっていたと思いますが、彼がプロとしての礎を
築いたポジションで結果を残したのが降格後というのは、彼にとってもやりきれないでしょう。

 「もっと早くこの布陣を導入していれば」

 と言う話はでており、当然松波監督の耳にも入っているはずです。

 ちなみのサイドバックのブレイク候補では藤春廣輝が取り上げられています。

 ガンバが初の降格と言うことで、コンサドーレの降格とは意味が異なります。

 つまりまだ「ヨーヨークラブ」ではありませんから、極端な選手の流出は避けられるのではないかというのが僕の
印象です。

 もし今野がミッドフィルダーになるとすれば、長谷川監督は遠藤を彼と明神で支える形を意図するかもしれません
が、良く考えますと監督自身もJ2の長丁場は初舞台になります。
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スタジアムを有効活用するために

2012-12-28 01:07:38 | 日記
 サッカーにおけるリスクとは

 1・ピッチ上で選手が犯さねばならないリスク
 2・ピッチ外でフロントと行政が背負うリスク

 の2点があると考えます。

 1は皆さんご存知のように、失点覚悟で攻め込む場合や、プロフェッショナル・ファウルのように退場覚悟で
相手の突進を防ぐ時がそうです。

 では「2」のリスクは何かと言いますと、僕はスタジアムの器にあると思うのです。

 例えば日産スタジアムのを満席にする為に、嘉悦社長やサポーター有志の方は懸命に取り組みをしていますが、
心罪半ばのようです。

 つまり現段階では、スタジアムの大きさと観客動員が反比例しています。

 逆に長野パルセイロのようにスタジアム改修の認可が長野市内から承認されましたが、きっとこう思う方もい
るはずです。

 「税金の使い道は他にあるはずです。」

 ですからパルセイロは新スタジアム建設終了後、そのスタジアムに見合ったサッカーの質と観客動員、そして
オフシーズンの有効利用を考え、提示しなくてはなりません。

 レッズは例外として、ユアテック・スタジアムに集まる仙台ファンのように、スタジアムの器と観客数が明ら
かに

 「正比例」

 の形になることが理想です。

 大きな観客動員を見越して大きな器を作るよりも、人数に見合ったコンパクトな器を作り残りの敷地を他の
競技の為の施設を建設するのも、一つの方法だと思います。

 「スポーツ・コンプレックス」

 の形態になるわけですが、これならばサッカー場と陸上トラックを併設する形は、かなり軽減されると思うの
ですが。
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勝つための補強、栄冠の為の動き

2012-12-27 23:02:54 | 日記
 負けたから補強するのではなく、勝つ事を維持するために補強する。

 プロサッカーの世界では穴、つまり補強点をあらいざらい見つけ出し、そこに資金を注入するのが基本です。

 僕たちの日常の買い物もそうで、基本お金を払うのは

 1・石鹸やシャンプーなど、生活用品で消耗するもの
 2・手持ちの商品が故障してしまい、買い替えが必要となった

 という物が多いはずです。

 つまり生活(勝利)を維持するためにお金(選手獲得)を使うのは、実は難しいことがわかりますし、今は
無駄遣いを避けたいと思う人も多いでしょうしね。

 かつての日本にも優勝を常に手許に引き寄せる為に、戦力維持に余念のないクラブがありました。

 ヴェルディ川崎です。

 先日もお話したように、彼らは1993年のチャンピオン・シップ目前にパウロを呼び寄せ、万全の体制で
栄冠をつかみに行きました。

 またビスマルクをアントラーズの放出するも、逆にアルシンドを奪うことで戦力を均衡させようとします。

 1996年には現役のブラジル代表ドニゼッチを獲得するなど、その補強は常に栄冠を目指してのものでした。

 多大な貢献をしたわけではありませんが、このブラジル代表は当時の指揮官マリオ・ザガロが

 「1998年のワールドカップは、ドニゼッチを中心に代表を編成する」

 と唱えたほどの実力者であり、ヴェルディ以外のファンですら彼らの手腕に脱帽したものです。

 簡単に言えばこの王者の誇りは、この時にヴェルディで完全に途切れており、他のクラブも含めて継承されて
いません。

 今後日本にバイエルンやユナイテッドのような、本当のメガクラブが生まれるかどうかの見極めは、各クラブ
の資金力と移籍市場により注目すべきでしょう。
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