昨日投票日だった衆参補欠選挙と統一地方選後半戦の総括をしたい。おおむね自民党の勝利と維新の躍進。それに尽きる。立憲民主党はもう駄目だ。民主党時代に野田佳彦が一丁目一番地の公約を破って消費税増税を強行したから何やっても信用されない。補欠選挙で全敗したのはそれが理由だ。
選挙結果を「天の声」と見なして全てを肯定するわけではないが、接戦の三選挙区で立憲民主党が一勝もできない辺りもう立憲民主党は「駄目」ということだ。民主党時代の野田佳彦が一丁目一番地の公約を破って消費税増税を強行したから何やっても信用されないのだ。
ひとつずつ見ていくと山口二区は世襲批判の岸信千世は平岡秀夫に競り勝った。平岡秀夫は左翼過ぎる。親北朝鮮的な発言や犯罪被害者より犯罪加害者の将来を重視する発言。反原発に反軍拡。どれもついていけない。世襲のボンボンでも左翼に振り切れた平岡秀夫よりマシということだ。
山口四区は吉田真次の圧勝だ。統一教会批判はあまり広がらなかった。有田芳生なら善戦するかと思ったのだが、事前の世論調査の段階から山口四区は自民党の勝ちが見えていた。安倍晋三の力はまだまだあるということだろうか。地方だから自民党支持が強いのかもしれない。
千葉五区は左翼の英利アルフィヤが勝ってしまった。英利アルフィヤは左翼なので自民党支持層も半分しか支持されなかったのだが、野党分裂だったことから勝てたのだろう。自民党がまた左傾化する。陣笠議員に発言力、影響力は与えない自民党だが。
参院大分選挙区はわずか300票余差で自民党候補が立憲民主党候補に勝利した。大分県は旧社会党王国で、野党分裂もないのに勝ちきれない辺り立憲民主党は駄目だというほかない。
和歌山一区は維新の勝利だ。維新の勢いが凄いということだ。和歌山は二階俊博の牙城なのに維新の勝利だから今解散総選挙があれば野党第一党は間違いあるまい。野党間で選挙区調整が上手くいくかわからないが。
維新は自民党以上の新自由主義・構造改革派政党だから困るのだが。お得意の「身を切る改革」もパフォーマンスでしかない。公務員の待遇を悪くすれば人材が集まらないし、国民のために働かなくなる。
朝日新聞から統一地方選の結果の画像をアップする。
道府県議選で自民党が圧倒的なのは選挙制度が自民党に著しく有利だからだ。道府県議選挙は定数が1~3くらいの選挙区がほとんどだ。定数1の小選挙区ならば地方に強い最大政党の自民党が勝つ。そのため道府県議選挙は自民党の圧勝なのだ。
しかし大阪府議会選挙では維新の圧勝だ。大阪では維新が圧倒的だからだ。マスコミの露出が凄く維新ばかり報道するので他の政党の出番はないのだ。しかも定数が1の選挙区ばかりになった。だから自民党は大阪府では7議席しか取れていない。
政令指定都市、一般市、東京「21」区で公明党がこれほど議席を得るのは票読みの上手さだ。創価学会票を候補者に振り分けて無駄なく当選する。
共産党もそれに近い。創価学会より無駄が出るが。それに今回は除名問題で逆風だった。
この二党が議席和を得ても日本にとって良いことはないのでもっと減らしたいのだが。
立憲民主党は野党第一党とは思えない弱さだ。国政選挙の際手足となる地方議員は議席に影響するのだが、もう立憲民主党は衰退しかない。民主党時代から経済は新自由主義・構造改革派だったので維新に吸収される可能性さえある。
そしてその維新だが、躍進した。非改選議員も含めて600議席を越えた。馬場代表の宣言通りだ。これ以上経済政策が新自由主義寄りになっては困るのだが。
参政党は87議席と目立たないながらも躍進した。参政党の保守ないし右派ポピュリズムは良いのだが、どこまで信用できる政党なのかわからないのだ。資金源や組織力など外国のあと押しがあるのではないかと疑うほどだ。一石を投じる存在になってくれれば歓迎だが。
れいわ新選組は39議席。健闘したわけだがもう少し延ばせたはずだ。やはり選挙参謀の不在が痛い。山本太郎は選挙を仕切るタイプではないので選挙参謀が必要なのだが、不在なのだ。だからあと一歩伸びなかった。
政治家女子48党(NHK党)は潰滅だ。立花孝志には滅茶苦茶やる突破力もあるが、ガーシーの除名問題で支持が消えたわけだ。しかも大津綾香と内紛を起こしている。どうなることか。サキシルの提案に従い「ジャニー喜多川疑惑を夕方枠でしか放映しないNHKから国民を守る党」に党名を変更すればまた浮上するかもしれない。
国民民主党に社民党は組織力、資金力、国民の支持を考慮するとこんなものなのだろう。国民民主党は参政党に負けている辺りもう少し地道なことを真面目にやるべきではないだろうか。それなりの候補者を立ててしっかり選挙運動をさせる。風頼みでは立憲民主党に吸収される未来しかない。
社民党は村山富市の消費税導入容認に自衛隊合憲の公約破りによりもう消滅を待つのみだ。民主党と同じだ。一丁目一番地の公約を破った政党を野放しにするほど日本はのどかではない。それにしてもしぶといが。
選挙に勝利したことで岸田文雄の支持率は50%を回復した(産経・FNN)。岸田文雄は否定しているが解散総選挙に打って出るかもしれない。維新がどれほど躍進するか読めないから岸田文雄も慎重姿勢なのかもしれない。
自民党が負けるとは考えられないが議席を減らすことはあり得るのだ。そうなれば政局がどうなるかわからない。岸田文雄は総辞職に追い込まれるかもしれない。宏池会は第五派閥に過ぎないからだ。
追記
書き忘れたが、自民党の勝ちで岸田文雄は社会保険料の引き上げか消費税増税に突っ走ると思う。他の税もあり得る。世論調査は反対が多数だが、財務省の犬のマスコミを総動員すれば半分以下までに抑えられよう。
これも自民党を勝たせたくない理由だったのだが、立憲民主党が思った以上に弱かったのでどうにもならない。全力で抵抗するが。
~~引用ここから~~
23日に投票が行われた衆参5つの補欠選挙は、自民党が1議席上積みして4議席を獲得しました。また日本維新の会が衆議院和歌山1区で議席を獲得した一方、立憲民主党は議席を獲得できませんでした。
衆参5つの補欠選挙は23日、統一地方選挙の後半戦とともに投票が行われました。
衆議院 山口2区
衆議院山口2区は、自民党・新人の岸信千世氏(31)が初めての当選を果たしました。
衆議院 山口4区
衆議院山口4区は自民党の新人、吉田真次氏(38)が初めての当選を果たしました。
衆議院 千葉5区
また衆議院千葉5区は、自民党・新人の英利アルフィヤ氏(34)が立憲民主党・新人の矢崎堅太郎氏(55)らをおさえて議席を獲得しました。
参議院 大分選挙区
参議院大分選挙区は、自民党・新人の白坂亜紀氏(56)が立憲民主党の前議員に300票余りの差で競り勝ちました。
衆議院 和歌山1区
一方、衆議院和歌山1区は、日本維新の会・新人の林佑美氏(41)が自民党の元衆議院議員らをおさえ、日本維新の会としては、和歌山の小選挙区で初めてとなる議席を獲得しました。
(略)
~~引用ここまで~~
選挙結果を「天の声」と見なして全てを肯定するわけではないが、接戦の三選挙区で立憲民主党が一勝もできない辺りもう立憲民主党は「駄目」ということだ。民主党時代の野田佳彦が一丁目一番地の公約を破って消費税増税を強行したから何やっても信用されないのだ。
ひとつずつ見ていくと山口二区は世襲批判の岸信千世は平岡秀夫に競り勝った。平岡秀夫は左翼過ぎる。親北朝鮮的な発言や犯罪被害者より犯罪加害者の将来を重視する発言。反原発に反軍拡。どれもついていけない。世襲のボンボンでも左翼に振り切れた平岡秀夫よりマシということだ。
山口四区は吉田真次の圧勝だ。統一教会批判はあまり広がらなかった。有田芳生なら善戦するかと思ったのだが、事前の世論調査の段階から山口四区は自民党の勝ちが見えていた。安倍晋三の力はまだまだあるということだろうか。地方だから自民党支持が強いのかもしれない。
千葉五区は左翼の英利アルフィヤが勝ってしまった。英利アルフィヤは左翼なので自民党支持層も半分しか支持されなかったのだが、野党分裂だったことから勝てたのだろう。自民党がまた左傾化する。陣笠議員に発言力、影響力は与えない自民党だが。
参院大分選挙区はわずか300票余差で自民党候補が立憲民主党候補に勝利した。大分県は旧社会党王国で、野党分裂もないのに勝ちきれない辺り立憲民主党は駄目だというほかない。
和歌山一区は維新の勝利だ。維新の勢いが凄いということだ。和歌山は二階俊博の牙城なのに維新の勝利だから今解散総選挙があれば野党第一党は間違いあるまい。野党間で選挙区調整が上手くいくかわからないが。
維新は自民党以上の新自由主義・構造改革派政党だから困るのだが。お得意の「身を切る改革」もパフォーマンスでしかない。公務員の待遇を悪くすれば人材が集まらないし、国民のために働かなくなる。
朝日新聞から統一地方選の結果の画像をアップする。
道府県議選で自民党が圧倒的なのは選挙制度が自民党に著しく有利だからだ。道府県議選挙は定数が1~3くらいの選挙区がほとんどだ。定数1の小選挙区ならば地方に強い最大政党の自民党が勝つ。そのため道府県議選挙は自民党の圧勝なのだ。
しかし大阪府議会選挙では維新の圧勝だ。大阪では維新が圧倒的だからだ。マスコミの露出が凄く維新ばかり報道するので他の政党の出番はないのだ。しかも定数が1の選挙区ばかりになった。だから自民党は大阪府では7議席しか取れていない。
政令指定都市、一般市、東京「21」区で公明党がこれほど議席を得るのは票読みの上手さだ。創価学会票を候補者に振り分けて無駄なく当選する。
共産党もそれに近い。創価学会より無駄が出るが。それに今回は除名問題で逆風だった。
この二党が議席和を得ても日本にとって良いことはないのでもっと減らしたいのだが。
立憲民主党は野党第一党とは思えない弱さだ。国政選挙の際手足となる地方議員は議席に影響するのだが、もう立憲民主党は衰退しかない。民主党時代から経済は新自由主義・構造改革派だったので維新に吸収される可能性さえある。
そしてその維新だが、躍進した。非改選議員も含めて600議席を越えた。馬場代表の宣言通りだ。これ以上経済政策が新自由主義寄りになっては困るのだが。
参政党は87議席と目立たないながらも躍進した。参政党の保守ないし右派ポピュリズムは良いのだが、どこまで信用できる政党なのかわからないのだ。資金源や組織力など外国のあと押しがあるのではないかと疑うほどだ。一石を投じる存在になってくれれば歓迎だが。
れいわ新選組は39議席。健闘したわけだがもう少し延ばせたはずだ。やはり選挙参謀の不在が痛い。山本太郎は選挙を仕切るタイプではないので選挙参謀が必要なのだが、不在なのだ。だからあと一歩伸びなかった。
政治家女子48党(NHK党)は潰滅だ。立花孝志には滅茶苦茶やる突破力もあるが、ガーシーの除名問題で支持が消えたわけだ。しかも大津綾香と内紛を起こしている。どうなることか。サキシルの提案に従い「ジャニー喜多川疑惑を夕方枠でしか放映しないNHKから国民を守る党」に党名を変更すればまた浮上するかもしれない。
国民民主党に社民党は組織力、資金力、国民の支持を考慮するとこんなものなのだろう。国民民主党は参政党に負けている辺りもう少し地道なことを真面目にやるべきではないだろうか。それなりの候補者を立ててしっかり選挙運動をさせる。風頼みでは立憲民主党に吸収される未来しかない。
社民党は村山富市の消費税導入容認に自衛隊合憲の公約破りによりもう消滅を待つのみだ。民主党と同じだ。一丁目一番地の公約を破った政党を野放しにするほど日本はのどかではない。それにしてもしぶといが。
選挙に勝利したことで岸田文雄の支持率は50%を回復した(産経・FNN)。岸田文雄は否定しているが解散総選挙に打って出るかもしれない。維新がどれほど躍進するか読めないから岸田文雄も慎重姿勢なのかもしれない。
自民党が負けるとは考えられないが議席を減らすことはあり得るのだ。そうなれば政局がどうなるかわからない。岸田文雄は総辞職に追い込まれるかもしれない。宏池会は第五派閥に過ぎないからだ。
追記
書き忘れたが、自民党の勝ちで岸田文雄は社会保険料の引き上げか消費税増税に突っ走ると思う。他の税もあり得る。世論調査は反対が多数だが、財務省の犬のマスコミを総動員すれば半分以下までに抑えられよう。
これも自民党を勝たせたくない理由だったのだが、立憲民主党が思った以上に弱かったのでどうにもならない。全力で抵抗するが。
公明と組んだ時点で保守ではないのでは。
それ以前から親中親韓議員が多く、
現選挙制度もそれらの議員の議席保持の為もあるかと。
保守に見せている議員も票集めと「保守」というアリバイ作りであって、
実は首をかしげる言動が見られる場合が多いです。
個人としては自民は保守でなくなって久しいと思っています。
たちあがれ日本→太陽の党、次世代の党→日本のこころを大切にする党は大失敗でした。
国民の大半は生活保守ではあっても、政治的保守ではありませんから。
自民党は適度に中道的要素を取り入れているのが、支持を集める理由ではないでしょうか。
野党が不振なのも、現実的な中道的政策で与党が取り込んでしまうからのような気がします。
自民党は融通無碍の政党ですからね。政権に返り咲くために対極であるはずの社会党と組むばかりかその党首の村山富市を首相にするんだから何でもありです。しかし英利アルフィヤが入党し、さらに左傾化が進むと困るということです。LGBT法案や同性婚合法化を進められては困りますから。
自民党が融通無碍の何でもありの政党だからこれほど永く政権に就いているというのはその通りでしょう。
たちあがれ日本などの新興保守政党が全然駄目だったのは小選挙区制だからというのがあります。中選挙区制ならもう少し健闘したでしょう。さらに消費税増税を掲げていたのですから普通の日本人は支持しません。
野党は安全保障であまりに非現実的ですからね。自衛隊増強に反対するようでは話になりません。