自分は「音楽が好きだ」小学校3年生の時、家も近く仲の良かった友人には2人のお兄さんが居り
その「一歩進んだ音楽センスに大いに影響された」自分たちが「ミニカーで遊んでいる近くでは
簡易ステレオ(音楽プレーヤーに少し良いスピーカーのついたステレオ)で主に
*ポップスやビートルズ、ビージーズ、クリーム(エリッククラプトン)レッドツェッペリン、
ピンクフロイド、イエス、などが流れていた。ジャンルはぐちゃぐちゃで
映画音楽が有ったり、少し後には岡林信康や古井戸、吉田拓郎等々日本の音楽も普通に流れていた。
そして友人の2番目の兄がギターを持っていた。自分はこの人からギターを教えてもらい、中学1年では
既に学校にギターを持って行ってみんなで弾いて歌っていたのである。
そんな環境で育ったせいか音楽ジャンルには全くこだわらない趣味になっていた。
ディープパープルを聞いた後で「堺正章の【さらば恋人】に聞き入ったり」コマーシャルソングで
良い曲があると「レコード屋に行って店員に【あの宣伝で流れている曲って何ですか?】」と質問する
ませた子供になっていたこれでゲットした曲には「マンダム:ジェリーウオレスの【男の世界】」や
「サマークリエイション(ジョンシェパード:千昌夫の元の奥さんである)」などの名曲があった。
そして自分でギターを弾くようになると「自分ができるレベルの音楽に傾倒していった」つまり「アコースティック
ギター」で手軽に弾ける「フォーク」である。吉田拓郎の全盛期だった(エレックレコード)
初めて人前で演奏した曲は「吉田拓郎のイメージの詩である」中学1年生がこんな歌をフォークギターをかき鳴らして
歌っていたとは、いやはや恥ずかしい限りである。
こんな経歴の人間がベトナムに来て「ベトナム音楽を容易に受け入れたのは不思議ではない」
特に「ベトナムに居を移してから」はベトナム音楽を聴くことが多くなった。
テレビを見ていて(確かあの頃 YAN TVという番組があり、今のYOUTUBEで見れるようなミュージックビデオ
を流していた)良い曲があると「安ホテルのレセプションの人に帰宅までにUSBに入れておいてもらい
あの頃の音楽プレーヤーで聞いていた」そして転機は「ベトナムカラオケ」である。会社でのパーティーのあと
お金のない私も含めた社員は二次会は当然安価な「ベトナムカラオケ」に行った。
しかし自分はそのころは「ベトナム曲など全く歌えるレベルでは無かった」それが悔しくて
好きなベトナムソングから「歌えそうな曲をまず選び、YOUTUBEで歌詞を見ながら覚えたのである」
今ではベトナム曲「レパートリーは10曲ほどになった」もうベトナムカラオケに行っても心配ないのである。
(やはり歌える歌は好きな歌が多く歌手は偏る傾向だ、自分はKhac Viet(カクビエットと言う歌手の詩が多い)
ベトナムの音楽事情は日本とは大きく異なる。著作権等が非常にあいまいなのだ。
新曲が「歌詞も含めすぐにWEB上でダウンローでできる」 少し前には「CDやDVDは正規版ではなく海賊版しかなかった」
そんな中で今ではYOUTUBEという強い味方を得て、ジャンルにこだわらず「好きな音楽を楽しんでいる」
ベトナムにはRED SONG 、YELLOWSONG、BLUE SONGと言う分類がある、レッドソングは「労働者の共産党系の
雰囲気のある曲、そしてイエローソングはレッドソングほどメッセージ性は強くないが、日本で言えば「演歌」に近い
カテゴリー、そしてその他のブルーソングである。ベトナムでは若者がこのレッドソングやイエローソングもカラオケで
歌うのである。(日本で言えば、軍歌や演歌、民謡などを若者が歌うことに等しいだろう)
それからベトナムに来て「聞く音楽のジャンルが増えた」 ベトナムではどういうわけか「JAZZ」が結構聞けるのである。
ハノイの中心部、オペラハウスの裏手には「MINHS JAZZ BAR」と言う有名なJAZZバーがある。この場所に落ち着くまで
私の知る限りではこの店は4回引っ越しをしている。そして現在の場所に落ち着いた。MINHさんと言うサックス奏者
(現在は2代目)でべトナミJAZZ会の大御所さんが経営している。この方はJAZZ学校を主宰し、ベトナムのJAZZ演奏者を
育成している。そしてこのライブハウスでは「ここの卒業生や学生が発表の場所として演奏しているのだ」
ハノイに一人さみしく過ごしている自分は引っ越しを続けたころから時々バイクで通ってはJAZZを楽しんでいる。
(最近はコロナで行けてないが)
思うままに「自分と音楽、そしてベトナムハノイの音楽事情を話したが」とても語るには書面と時間が足りないようだ。
また改めてこの自分と「ベトナムハノイで楽しむ音楽について記したいと思う」(年齢が年齢なので、記した内容に関し
読者とは全く年代が異なってしまうかもしれない事はお詫びします)
在宅で仕事を邪魔しない「JAZZ」を聞きながら、ベトナムハノイでの「音楽事情」をこんな風に考えた。