無為無心
2017-06-13 | 日記

『しない』とは、しない事を『する』に等しい。
する・しないは念の表裏、事実は表も裏も無い。
我は念に座す過去、念処は自らの影に相克する。
法は一得一失の処ゆえ、二念が立たず表裏なし。
二念を継がぬ処は、念も縁に生死の只今の事実。
法に二法なく、頭の数だけ異なるのは我の念処。
『あろう』『あるまい』とする処は、我が建前。
向かわんと擬する処に我が立つ、故に法に背く。
標準を据える処は、今と過去の相克を免れない。
葛藤は常に、事実と想念の狭間の矛盾に生じる。
今が今で終わって行く処に、争いの余地は無い。
我は過去に座した、記憶に依存する心象と概念。
事実の前後は我の念処、法は前後際断した只今。
法は己が念を忘る処、無心の行為に後先は無い。
今日の縁
http://inouetetsugen.com/post/159034951726/13-%E5%AE%9F%E7%9B%B8%E3%81%AB%E4%BA%8C%E3%81%A4%E3%81%AE%E5%A7%BF%E3%81%AF%E3%81%AA%E3%81%84%E4%BA%95%E4%B8%8A%E7%BE%A9%E8%A1%8D%E8%80%81%E5%B8%AB%E8%AA%9E%E9%8C%B2%E3%82%88%E3%82%8A
