人の世は、滞在期間の定め無き、今日一日の旅の宿

 時 人を待たず、光陰 惜しむべし
 古より有道の人、国城 男女 七宝 百物を 惜しまず
 唯 光陰のみ、之を惜しむ

無為無心

2017-06-13 | 日記


『しない』とは、しない事を『する』に等しい。

する・しないは念の表裏、事実は表も裏も無い。

我は念に座す過去、念処は自らの影に相克する。

法は一得一失の処ゆえ、二念が立たず表裏なし。

二念を継がぬ処は、念も縁に生死の只今の事実。

法に二法なく、頭の数だけ異なるのは我の念処。

『あろう』『あるまい』とする処は、我が建前。

向かわんと擬する処に我が立つ、故に法に背く。

標準を据える処は、今と過去の相克を免れない。

葛藤は常に、事実と想念の狭間の矛盾に生じる。

今が今で終わって行く処に、争いの余地は無い。

我は過去に座した、記憶に依存する心象と概念。

事実の前後は我の念処、法は前後際断した只今。

法は己が念を忘る処、無心の行為に後先は無い。

今日の縁
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