現在の『中国薬典』では,「絡石藤は絡石(タイワンテイカカズラ)の
葉やつる性の茎」と規定されています。
一方で,乳児縄T. cathayanum Schneid.,薜茘藤(オオイタビ),
地瓜藤F. tikoua Bur.,穿根藤(シラタマカズラ),扶芳藤(ツルマサキ),
華中五味子Schisandra sphenanthera Wils. et Rehd.などの混入・流通が
指摘されています。
性味が苦,微寒,帰経は心・肺・腎と記載されています。
祛風・通絡・涼血・退熱の効があり,桔梗・射干などと共に絡石湯として
咽頭が痛み閉塞するものに用いられます。
https://www.uchidawakanyaku.co.jp/kampo/tamatebako/shoyaku.html?page=270
https://twitter.com/natugoyomi/status/1396584627637153793
※藤原定家, 消渇(しょうかち)