時 人を待たず、光陰 惜しむべし
古より有道の人、国城 男女 七宝 百物を 惜しまず
唯 光陰のみ、之を惜しむ
右に向かえば右の景色
左に向かえば左の景色
右を得る処に左を失い
左を得る処に右を失う
前後裁断の後先知らず
水鳥の 往くも帰るも 跡絶えて
されども道は 忘れざりけり 道元
習学に深浅の有るが如く
解釈の深浅は人の上の事
法は一度切りの本日只今
二見立たぬ処に比較なし
本来の面目は深浅と無縁
今日の縁:原田雪溪提唱「正法眼蔵第三」
https://www.youtube.com/watch?v=hfJ2qTvkEdA
知らぬ文字の意味は分からず
分かる分からぬは我の懐の内
文字は認識後の過去を離れず
認識未だ到らぬ処は不立文字
法は文字には立たぬ今日只今
音と我の二手に分かれる以前
事実を聞く処に未だ我は不生
法に二法なく我と事実は一如