春をみつける
山菜の代名詞「ワラビ」
握りこぶしを突き上げたようなこの形が好き
里山のあちらこちらに顔を出し始める
私の住んでいるところ富士見は標高1300メーター
朝から山に入る
ヘビも陽気になりよくでくわす
採りながらほおばる
春の香り
食卓にのぼる
今日の一日に
収穫の楽しさに
山の恵みに「感謝」
植物が勢いづく季節
ぎぼうしの花芽がにょきにょきと伸び始める
キュウリは収穫を朝にしないと伸びきって商品価値が薄くなるという
そんな成長に負けないくらいの元気さ
ヘアーサロン「イエローハウス」
やっと初めてカラーが咲く
店の環境にやっとなじんでの開花
たった一輪の花
でも私には何よりのうれしさ
ここ数日の暑さはすっかり初夏をおもわせる
藍の小物に気持ちを寄せたくなる季節
日本手ぬぐいを染める
歌舞伎文字「睦」のデザインが気にいり10年ほど前に購入
少々色あせてきた今
染めた布の風合いがいい
うちわにリメイク
文字をくりぬく
小麦粉のりを作る
和紙をほねにはりつける
布を裏めん
縁取りを和紙
完成する
今年の夏はこれで涼しいかな?
「母の日」
店頭に母の日プレゼント花が並び始める
92歳の母が若いころに作ったレース編みテーブルセンター
長い間に黄ばみやしみがついてしまった
糸がやせてほつれもある
私にはかけがえのない宝物
思い出につながる母の手仕事
今の暮らしに生かせたら
藍染でオキシドール媒染と鉄媒染
藍色とベージュに染めあがる
テーブルセンターではきっとまたタンスにしまい込まれる
だからこそこれからの季節に活躍するストールに
ビーズを編みこんでちょこっとオシャレ
ベージュのレースには貝ボタンを両端につけ腕を通せるようにする
日本タオルにもパールビーズを編みこむ
身に着けて楽しみたい
五感フル回転
どこをみても春
私が主役と声がきこえる
それぞれが旬
日本さくらそう
わらびとりの山中で出会う
ときめくとき
にりんそう
ひとりしずか
山野草の舞台はやはり山の中
ひとしれず演じる世界に涙がこぼれそうになる
「ありがとう」
山にはまだ雪
八ヶ岳の春に乾杯
夕菅
透明感のある控えめなのある色合い
ニッコウキスゲとよくまちがえられる
一日花
その日限り
この時間
この日を迎えるため
一年の月日
お陽さまが大好き
数日で終わってしまう開花期間
寂しくなる前に我が家の玄関先に
初夏
喜んでいるのはミントなどハーブたち
気温23度以上になると成長活動のスイッチオン
生まれたばかりの赤ちゃん
つぼみの小さや淡い色にひかれる
ミルクピッチャーに炭をひとかけら
水揚げがよくなる
「しゅろかご」と一緒にテーブルで楽しむ
今年も甘い香りとともに白くかれんなふさをつけて
20年目をむかえる
丹沢から小指ほどの苗を
今では我が家のシンボルツリーになっている
花をつけはじめたのは10数年たってからのこと
背丈は2階の屋根を超える
4年前に芯どめした
その材料で作成した洋服かけ
ヘアーサロン「イエローハウス」でお客様の洋服を
枝の部位は自宅のセカンドテーブルの脚に
これからもどうぞよろしく
空を仰ぎながら感謝
「ありがとう」