四谷のギャラリー晩紅舎で開催中の、『蟲展』に行ってきました。
蟲をモチーフに9人の工芸作家の方たちの作品が並んでいます。
この間、ガのライトトラップでお世話になった川上多岐理さんのお母さまである陶芸作家の川上きのぶさんも
出品されていて、
『今夜も!gaviyori』の多岐理さんと、
蛾をはじめとする虫モチーフの作品をつくっているイラストレーター、陶芸家の宇佐美朋子さんもいっしょに。
トンボの乱れ飛ぶ美しいクリスタルグラス、紙細工、アクセサリー、ガラス細工などなど、他ではちょっとお目にかかれない作品ばかり。
なかでも多岐理さんが監修したという、きのぶさんのこの作品は、あかりをつけるとあたりに蛾の形の光が散り広がる、
おお!幻想的な作品。
これはフンコロガシの小物入れ。大きさは13センチくらい。糞玉のリアル感が作者自慢の一品。
アクセサリーもそんじょそこらではお目にかかれないような完成度の高いものがそろっています。
ぺたんと留まる蛾の雰囲気が素晴らしくよく出ている長井一馬さん作の銀のブローチには、
宇佐美さんといっしょにためいきとヨダレを流しました。
ピンクとグリーンの石のはいったクモのブローチもステキ。右下のはなんと銀製のクマムシブローチ。
これもヨダレが出た、繊細なガラス細工のゾウムシ~。
向こうに見えているのはなんとアリです。
こんな小さなものがガラスでできているなんて!といくら驚いても足りないくらいの
作品です。
同じくガラス製のカミキリムシ3種。
4人でお昼を食べながら、来年の春にはいっしょに何かやりたいね、という話になりました。
どんなものになるかわからないけれど、みんな虫が好きで、それぞれの表現で虫を楽しんでいる人たちで、
面白いイベントができたら・・・・とこれから知恵をしぼるつもり。
きのぶさんの作品のひとつ、清らかな水の色をした「シャクガ・マグ」が気に入って購入。
持ち手がシャクガの幼虫。
これで紅茶とかココアとか飲むのは、うーん・・・・・ではあるが
これから秋の野山で出会うであろう赤や黄色や青い木の実の枝を飾ってみたいなあ、と。
ちなみにモチーフになっているガは、持ち手の幼虫、側面の成虫ともにトンボエダシャクという蛾だそうです。
9月23日には、大手町サンケイホールのインセクト・フェアにも、
きょうの面々で出かけることになりました。
★『第61回 インセクトフェア
開催日:9月23日(日) 午前10:30~午後4:00
会場:大手町サンケイプラザ3F、4F(電話;03-3273-2258)
このフェアにも出品する川上きのぶさんのサイトも楽しいですよ。
なんてったってタイトルが『工房うむきの今日も駄作じゃー!!!』。
この秋は虫関連の催しも多いみたいです。
11月のこんな催しにも、行くつもり。
Galleryたまごの工房企画 -mozomozo-虫・蟲 展
H23年 11月1日(火)~13日(日) 7日(月)休廊
12:00~19:30 (日)~18:00
小さな巣穴のようなギャラリーにイラストから立体まで、様々な作家による様々な「虫・蟲」の作品がモゾモゾと集結いたします。
Galleryたまごの工房
〒166-0003
東京都杉並区高円寺南3-60-6
TEL/FAX 03-3313-8829
E-mail info@tamagonokobo.com
HP http://tamagonokobo.com/
『虫目で歩けば』を出版して一年余。
本をきっかけに、いろいろな形で、いろいろな虫好きと出会えて、
しあわせです。