鈴木海花の「虫目で歩けば」

自然のディテールの美しさ、面白さを見つける「虫目」で見た、
身近な虫や植物の観察や飼育の記録。

風に、うっとり

2013-08-17 20:32:18 | 日記
 猛暑のなか、引っ越しなどしていたので、
なかなか落ち着いて虫さがしにも行けず、
ブログの更新も滞っていました。

サカイのおにいさんたちの力持ちっぷりに、びっくりし通しの引越し。
このダンボールにはびっしり本が詰まっていて、わたしなんか一個ひきずって動かすのがやっと。
それを3つ!いっぺんに重ねて!!、しかも……走る!!!んです。



「くっ!重・・・」


気温34度。空手のときはもちろんダッシュ。

はぁ・・・・・・お願いだから、時間かかってもいいから、この暑さのなかで走らないで~
と気が気じゃなかった。

 でもおかげで、無事移動終了。
うちは引越しはいつもサカイ。
もう10年以上前のこと、鎌倉の実家で大きな引越しをしたことがあった。
地元に住んでいる妹に「引越し屋はどこにするの?」ときくと、
「サカイっていうのに、しようかと思うんだけど」
「えっ?サ、サカイ……きいたこともないけど、だいじょうぶなの?」
「うん、安いし…」

 で、疑心暗鬼のまま、サカイに頼んだこの引越しに、超が3つくらいつくほど満足。
以来、サカイには絶大な信頼を寄せているのです。
思えばこの10年ほどで、サカイ引越センターは大成長をとげたわけですが、
この成長は、まさに「ひとりひとりがサカイ品質」の成果。
私が感じたようなことが積み重なった結果なのだとおもう。
今回も大満足でした。
みなさん、引っ越しはサカイですよ!



 翌朝、5時過ぎに目が覚めて、ベランダにでると・・・
「ホーホケキョ」
えっ、ホーホケキョって、ウグイス?

すぐ向かいにマンション付属の小公園が見える。


 9時を過ぎたころまた見ると、あ、向かいの木のあたりを黒い大きなアゲハが飛んでる!


 こんどの住まいは2階なので、ベランダにはレモン、キジョラン、トケイソウ、エバフレッシュに多肉植物ぐらいしか置けないのが残念。


 ベランダから身を乗り出して下を見ると・・・
1階の住人達が広い庭を、それぞれに楽しんでいるよ~
いいなあ。


イングリッシュガーデン風とか


芝生中心とか、


野菜をつくっているうちも。
上からみると、それぞれ違うのが面白い。
願わくば、1階のひとたちが、殺虫剤とか使わずに、
2階のベランダにおこぼれの虫がきますように。

翌日、6時前に向かいの小公園に行ってみると、

ミドリグンバイウンカ


ミドリグンバイウンカにそっくりだけど、鼻のながーいヒラタグンバイウンカ


ヘクソカズラグンバイ


シャクトリムシ


オンブしていないけど、オンブバッタ


シオカラトンボのオスかな?


ホシヒメホウジャクの幼虫がヘクソカズラをむさぼり食べている。


わっ、モンクロシャチホコ


サトキヒカゲマダラも、


コガネムシもいた

いいじゃん、いいじゃん、すぐ目の前の公園でこんなに虫が見つかるなんて。

 夕方からは、この前与那国島まで、長年の憧れ―ヨナグニサンを観に行った宇佐美朋子さんが
オミヤゲとお土産話をもってきてくれた。

オミヤゲを入れた袋には、さっそく消しゴムハンコで作ったというヨナグニサンが!
 ヨナグニサンの話は、9月末の虫カフェでたっぷり聞きたいと思っていますので
お楽しみに。

 段ボールがまだたくさんあるので、本や食器の荷物をほどくのまで手伝ってもらってしまった。
宇佐美さん、ほんとうにありがとうございました!

 こんどの住まいは、北東と南西に緑の見える窓がある。
だから家のまんなかを、まるで風の川が流れているみたいに、
みごとに風が通って、ほとんどエアコンは使わないでいいみたい。
ああ、この風の心地よさ―ダイソンのタワーファンだって、とてもかないません。
ただ風に吹かれているだけで、こんなに体も心も満たされるなんて……うっとり。

 もう夏も後半だけれど、来週あたり段ボールが片付いたら、高尾にでも行ってみようかな、
と思っている。