鈴木海花の「虫目で歩けば」

自然のディテールの美しさ、面白さを見つける「虫目」で見た、
身近な虫や植物の観察や飼育の記録。

6月の高尾は、楽しみいっぱい

2014-06-22 14:29:41 | 日記

一年のうちで何月がいちばん好きか、と訊かれたら「6月っ!」と答えます。

6月はまた東京でオオトラフコガネが観られる時期でもあり、きのうは虫友だちを誘って

虫影濃い高尾へ。

TG-3のライトガイドと深度合成も試してみた。

白く光っている部分がライトガイド。

右手が・・・緊張しておる・・・

 

 

アトジロサビカミキリ

 

群れているカメムシの終齢幼虫。

 

ヒシベニボタル?

 

ヒメヒゲナガカミキリ?

 

ヒメツノカメムシ

 

 

アトボシハムシ

 

トホシテントウ

  

サカハチチョウの幼虫。

(ちょっとデカ過ぎたか・・・)

 

まるで星を映して夜空をゆく竜のよう

 

腕に止まった(私の腕ではない)モンキクロメクラガメ

 

 

ヨモギシロテンヨコバイ

 

マルウンカ。

ライトガイドを使って撮ったマルウンカ。丸っこい体がけっこう綺麗に撮れたけど、なぜか両端に不思議な黒い影が。

 

 

 そして歩き始めて1時間後。ついに今年はじめてのオオトラフコガネに会えたー。

しかもまだ観たことのない、念願のメス!

 あっ、飛びそう・・・ヒヤヒヤ

 

ほどなくオスも。

 

目的の虫に会えて、テンションあがり右往左往する人々。飛ばさないように気をつけて、写真は順番に。

ぼってりとクリームいろのお尻

 

 

 

 

羽化したてのヒメツノカメムシ

 

ナミスジシロエダシャク?

 

アカアシカスミカメの終齢幼虫

 

産卵中のアカハラゴマダラヒトリ

 

純白の獅子のたてがみのような頭部がカッコいいのだ

 

スカートをめくると・・・赤い部分が。

産んでいる卵を拡大してみる。これが全部孵ったらと思うと、ぞわぞわ

 

フンに擬態しているハバチの幼虫。2匹がそっくりのポーズ

 

水玉もよう

 

まんまるな顔

 

 

ムーアシラホシテントウのアルビノか?

 

ミミズクの幼虫

 

話しかけてきそうなカワトンボ

 

 目的のオオトラフも観たし、他にもたくさん虫に会えて、満ち足りた気分で夕方4時過ぎ、帰りのバスに乗ろうと林道を急いでいると、携帯が鳴った。

まゆこちゃん母娘からで、きょうは学校があったんだけど、どうしても来たくて終わってから駆けつけて今、ようやっと林道の入り口に着いたところだという。オオトラフポイントをおしえて、「気をつけてね~」と別れたんだけど・・・

今朝メールがきて、オオトラフは1匹見つかったけど、なんと!

あれからイノシシに遭遇して死ぬ思いだった!と。

でもまゆこちゃんはエダナナフシを見つけてゴキゲンだったとか。さすがナナフシガール。

暗くなってくると、あの林道にはイノシシが出るのか・・・・・・。

 

 最後は高尾駅のカフェで、オオトラフに乾杯!