秋もすっかり深まり、冬の訪れも間近かなこの季節。
フィールドで見られる虫はすっかり減ってしまいましたが、
私は新しい楽しみ―ササめくり―を楽しんでおります。
ササなんかめくって、何かいいことがあるのか?というと、あるんです!
ササ類の葉裏では、なんと幼虫のまま越冬するヒカゲチョウ類やジャノメチョウ類の幼虫が見つかります。
ササというのは、いままでほとんど観察していませんでした。
なので、いざ探すとなると・・・どれを見たらいいのやら。
目印は上のような食痕のある葉。
幼虫たちはたいてい葉裏のさきっぽのほうにいるので、葉先をつままないように、
茎のほうをもって、裏を見ます。
するとぉー
こんなかわいい顔がのぞきます。
これはサトキマダラヒカゲの幼虫。
ほとんどの幼虫はこのように、しっかり顔を葉に押し付けるようにしてじっとしています。
これはヒカゲチョウの幼虫。
葉を食べるときは、こんな感じ。
https://www.youtube.com/watch?v=Eo1P4CGRx6Y&feature=youtu.be
(上記に動画あり)
ヒメジャノメは、ちょっとコブタ顔でした。
ナメクジ型の体にいきなりという感じで、ネコやコブタの顔がついている違和感がなんとも面白くて、ササめくりがやめられなくなります。
まだまだ、ネコやコブタ顔の幼虫、探したいものがたくさん。
この冬の楽しみのひとつです。