あーあ、終わっちゃった・・・
美味しい飴をなめ終わるのを惜しみながら口のなかいっぱいに味わい楽しむように贈っていただいた『わくわく昆虫記』読みました。
登場するのはどれも身近な普通種たち。これらを当代随一の昆虫学者が一種一種ご自身の回想
のなかから思いをこめて語り、これまた当代随一の自然写真家が写真で魅せる―昆虫もすごいけ
れど、筆者も写真家も「すごい尽くし」の1冊。
しかも写真はどれもこの1年くらいの間の撮り下ろし。
「回想」と「今」が両方ある、というところがいいな。
どの虫も「思い出」のなかだけじゃなくて「今も」いる、ってところが。
特に何枚かあるフィルムカメラの作品の描写力には息がとまった。