鈴木海花の「虫目で歩けば」

自然のディテールの美しさ、面白さを見つける「虫目」で見た、
身近な虫や植物の観察や飼育の記録。

ナガメな眺めのなかでヒメナガメ

2018-04-12 07:35:36 | 日記

 

菜の花の季節です。

虫のなかでもカメムシが好きな私ですから

菜の花畑は=ナガメ

ですが、恥ずかしながらこれまでヒメナガメを見つけたことがない。

そこで、埼玉に来た今年こそは、と菜の花が大量にある場所に。

これなら、ヒメもおられるのではないか。

見つけました!

さすが姫ですね!

ふつうのナガメより複雑で美しい模様。

 

でもこの菜の花畑、なんとなく菜の花がひ弱な感じです。

サクラと菜の花をコラボさせよう、と演出された里山風景のようにも感じます。

2時間探したけれど、結局見つかったのは1匹。

 

 そして2日目の朝。

「わっ!」

なんと姫は懐妊していたのです。

ヒメナガメの卵を見るのは初めて。

姫が産んでくれた卵12卵。

 

ちなみにこちらはふつうのナガメの卵。

 

 まるで白黒が反転しているような違いがあります。

どちらも美しいですが。

ナガメの卵の工芸品のような美しさについては

かのファーブルも昆虫記のなかで1章を割いて絶賛しています。

ヒメナガメの成長過程はどんな風なのか。

ほんとうに楽しみ!