しらつゆの たまのうれひを 知るふやう 夢詩香
*「しらつゆの」は「たま」とか「おく」にかかる枕詞です。こういうのって、短歌には使っても、あまり俳句には使わないのかな。でもわたしは、時々使います。「たま」は「玉」と「魂」にかけてあります。
今は俳句が主だけど、短歌も時々詠みます。
同じ日本語の定型詩でも、31文字と17文字では違いますね。わたしの感覚では、短歌は恋愛気分を歌うのに向いてる、俳句は人生の機微を歌うのに向いてるって感じです。
で、この句には、短歌版もあったりします。
しらつゆのたまもおののくはつこひの胸にこごるを秋草は知る 夢詩香
「秋草」は秋に咲く花のことで、ここではもちろん芙蓉のことです。いや、別に初恋の思いが自分の中にあったわけではないんだけど、短歌だと、初恋って言った方がおもしろい気がしたので。
写真の花は、いつもスーパーに買い物にいく途中で会う花です。毎日のように挨拶しているうちに、特別な花になってしまいました。
芙蓉の花はほかにもたくさん咲いているけど、この花はなんだか、わたしのことをよく知ってくれている気がする。
きっといつも、わたしのことを見てくれているんだろう。
だから写真に写しても、ちょっとつらそうに写るんだと思う。