
昨日の「赤旗」で、私の実家の近く千歳市での日本共産党の活動と自衛隊員の家族の声が出ています。
「転職したいが、逃げ出すのかと言われるのが怖い」など、切実な声が寄せられたようです。
個人の主張を認めないという、日本的な風土が、若者を中心に打ち破られつつあると思います。こうした方の個人の判断が尊重されるよう、多数の横暴(とはいっても、有権者全体から見れば多くはないのですが)の政治を打ち破らなくてはと思います。
「赤旗」より
党ビラに隊員家族反響
市街地が三つの自衛隊基地・駐屯地に囲まれ、自衛隊関係者が有権者の過半数を占める「自衛隊の城下町」・北海道千歳市(人口約9万5000人)で、
日本共産党が市民に配布した集団的自衛権の危険性を訴えるビラにたいし、自衛隊の家族らから反響が寄せられています。
(北海道・越智朋子)
安倍政権が集団的自衛権行使容認の閣議決定を強行(7月1日)したことを受け、日本共産党千歳市委員会は「集団的自衛権の危険さを訴え、党が同じ市民として自衛隊員
陸上自衛隊北千歳駐屯地や家族のことを心配していることを知らせたい」と急きょ、地域政治新聞「民主ちとせ」を発行、住宅街や街頭などで4500枚配布しました。
裏面には、自衛隊員の父親が「息子の命を守ってほしい」と思いを語った「しんぶん赤旗」の記事(7月14日付)を転載しました。配布したその日からビラを見た自衛隊
員の家族らから党市委員会に次々と電話がかかってきたのです。
「集団的自衛権の危険その通り」
「不安聞いて」
転職してほしい
夫が自衛官の女性は 「心配で、心配で。これからどうなるのかと聞くと夫は、命令があれば行くと。秘密保護法もあるからしゃべるなと言うだけ。不安な思いを近所の
人にも話せない」とつらい心情を吐露しました。
義理の息子が自衛官の女性は「転職してほしいと話したが、本人は『逃げ出すのかと陰口をたたかれるのが怖くてやめられない』と言う。孫たちのためにも何とかした
い。こんな政治家を選んだ私たちが悪いのか。次は絶対に自民党や公明党に投票したらダメですね」と憤りました。
「集団的自衛権について書いてあり、全くその通りだと感じて電話した」とビラを見て、すぐに電話をかけてきた若い男性もいました。
「不安を誰にも話せない。聞いてくれて、安心した。また聞いてほしい」というのが電話をかけて電話を受けた市委員会のメンバーは「今まで宣伝やビラでこんなに反応
があったことはなく、正直、びっくりしている。本人や家族がいかに不安な日々を過ごしているかを強く感じた」と話しています。
「自衛隊は、命令に従うのは当然だが、入隊時に友好国のために海外に戦争に出て行くことがあるとは教えられていない。隣も向かいの家も自衛官。彼らを戦争に行か
せたくない」と思いを語る60代の元自衛官もいます。
宣伝行動に激励 自衛隊関係者が議員の3分のI以上を占める千歳市議会で活動する日本共産党の佐藤仁市議イラク派兵後、自衛隊員の家族から『帰ってきたら家族に暴力を振るう
ようになり、人が変わってしまった』と訴えがあった。自衛隊の町だが、憲法9条を守りたいという人はたくさんいる。多くの市民と連帯し、運動を強めていきたい」と話
しました。
「閣議決定は撤回を」の宣伝行動では、これまでにない激励の声が寄せられています。