小諸 布引便り

信州の大自然に囲まれて、風を感じ、枝を眺めて、徒然に、社会戯評する日帰り温泉の湯治客です。愛犬の介護が終了しました。

女神湖花火大会=御泉水和太鼓との競演

2011年08月19日 | 自然・植物・昆虫
東京では、席を予約したり、帰りの混雑が、面倒臭くて、なかなか、隅田川の花火大会などにも、行けないが、母が、未だ、存命の時に、北御牧村の花火大会に、ほとんど、打ち上げの間近で、随分前に、見たきりであった。信州では、色々とお盆の前後に、各町毎に、花火大会が、行われるので、今年は、身近なところで、行くことにした。花火が始まる前には、御泉水和太鼓の催しがあり、久しぶりに聴く和太鼓の腹に、染み入るような低いドーンという音や、お囃子調のトン・ト・ト・トーンというリズム感あふれる軽快な小太鼓の音や、若者の一糸乱れぬ団体演奏、その間違うことの無いチームワークの良さ、筋肉が痙攣しそうになる程の長い見事なばちさばきと、相当練習と研鑽を積まなければ、到底不可能であろうと思われる程の見事な技術力であった。(むろん、筋骨たくましい男衆だけでなく、女性陣も含めた軽妙な中太鼓の踊りのばちさばきも含めて、、、、)実に、耳に心地良い、音色であった。ヒュル・ヒュル・ヒュル、ドーン、ドーンという轟音とともに、4号玉の連弾、5号玉、等、次から次へと、打ち上げられ、さすがに、一番大きな5号玉は、一際、見事であった。まるで、立体3Dメガネのように、何色にも変幻自在に、変化する火薬の色調が、丁度、頭の上から、降り注いでくるようなそんな錯覚に、とらわれる感じである。夜空に、丁度、赤や青の朝顔や、黄色の菊の花のような模様が、くっきりと、色鮮やかに、浮かび上がっては、消え、又、浮かび上がっては、消えと、続き、ほのかな残照は、蛍の光が空中を舞うが如くである。湖面からの水上花火(水中スター・マインというらしい)は、まるで、孔雀が色鮮やかな七色の羽を、大きく、半円形に拡げた如くで、ひときわ、色鮮やかな出来映えであった。その色合いは、又、湖面に、反射し、その反射した色相が、互いの花火の色合いに、再び、ぶつかり合い、言葉では言い尽くせぬような複雑且つ微妙な色合いである。しかも、それは、一瞬の出来事である。家族揃って、一族郎党が集って、食事をしながら、子供の時から、花火見物が、出来ることは、極上の贅沢ではないかと、私には、そう思われた。亡くなった人の供養や、孫の誕生祝いのメッセージ花火も、良かった。来年も、又、是非、見に来たくなった。待っている間に流されていた、ご当地ソングのメロディーが、耳に、こびりついているのは、ご愛嬌であろうか?雷雨に遭遇せずに、ほっとした。うっかり、デジカメを忘れてきたのが、悔やまれる。携帯カメラでは、やはり、駄目ですね!


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