アフリカの夜 vol.8を聴く:
我々の年代では、太鼓というと、原住民の土人か、アメリカ・インディアンの闘いの前の太鼓程度しか、想い出さないが、ミュージシャンの手に掛かると、不思議なほど、エネルギーとメッセージ性が、付加されるのは、どういうことなのであろうか?それにしても、既に、このコンサートを始めてから、8回目になるという。継続は、これ、力なりとも云われているが、なかなか、色々な民族楽器による面白いサウンドと踊りである。出演者は、オギタカ&星山剛&池野ショウ、相変わらず、3人の息の合ったサウンドで、アフリカンドラム、ブルースハープ、パーカッション・ギターとオープニングには、うってつけの乗りの良さと、世界を股にかけて活躍している杉山左千雄による尺八の音色のハーモニーや、龍が天空を舞う如きかのような独特の尺八のサウンドは、これ又、和と土着のサウンドの融合で、実に、響きが宜しい。いいよいよ、メインのアフリカの太鼓(ジャンベ他)と踊りの集団であるサブニュマの登場である。(富山・金沢・松本・上田等、長野近隣県も含めると、約300人程の愛好家集団にもなるそうである。代表:竹内利彦)、何でも、西アフリカ、マリンケ族の言葉で、「素敵な出会い」、「みんなの幸せ」という意味で、太鼓とダンスで、言葉や年齢を超越したコミュニケーションと心の繋がりを目指すという。男性四名の太鼓と女性四名の踊り手で、構成されているが、その踊りのエネルギッシュなことといったら、何とも、アフリカの踊り手を彷彿とさせるものが感じられた。あんなに踊りまくっていたら、確かに、贅肉がつく暇もないことであろうと驚いてしまう。汗だくになるのも、確かに分かる。笑顔で、踊る農作業(一種の労働唄のような曲)や、お金を超越した生き方・考え方の在り方など、それにしても、太鼓・踊りでのコミュニケーションという事自体にも、驚かされてしまう。鼓膜の奧底に、ズーンと響く低音と、高音の太鼓の音は、原始の魂を呼び覚ますような趣があって、思わず、目頭が熱くなるのは、どうした訳であろうか?観客を巻き込んだ踊りも、ダウン症とおぼしき子供も、一緒に、手拍子・足踏みをしたりと、民族衣装でなくても、十分、観客と一体になるだけの「太鼓の音の持つ力」と「踊り手のエネルギッシュなパワー」を、感じらとれる。和太鼓とは、全く異なる響きがあって、踊りとも相俟って、とても、面白いではないか?ラテンのサンバの音色と踊りも、共通するところがあるように思えてならない。何か、お腹の底から、アフリカの大地のエネルギーみたいなものが、醸し出されてくる、そんな気がする。家族揃って、子供の頃から、お祖母さんやお祖父さんと一緒に、こんな音楽を間近に聴けたら、性格形成にも、素晴らしいものがあるのではないかと思うが、、、、、、。最後は、埼玉からやってきたヤマザキヤマトと、奈良から、今日の演奏のために早朝から電車でやってきた榊原明子(愛称、accoちゃん)とのエジプトのベリーダンスに使用される太鼓やHangと呼ばれる楽器等の珍しい楽器と、ピアノとのセッションである。なかなか、ユニークな癒やし系のサウンドとパフォーマンスで、フィナーレを飾った。雨と深い濃霧の中の小諸ユースホステルで、子供達も、踊り疲れたのか、聴き疲れたのか、キルトの敷物の上で、寝てしまう子供も居たが、それはそれで、又、ローカルの身近な普段着のコンサートで、愉しいものである。何も60過ぎにならずとも、子供の時から、こうしたコンサートに、身近で参加できたら、もっと、違った人生哲学観が、出来ていたのかも知れないと思うと思わずクスッと笑ってしまう。それにしても、各出演者、とりわけ、踊り手は、疲労困憊ではないだろうか?本当に、ご苦労様でした。そして、スタッフや、音響など、裏方含め、ご苦労様でした。次回は、是非、又、「太鼓と踊り」を観たいものであります。それにしても、ミュージシャンやパーフォーマーなる人達の生き方、人生哲学には、圧倒されてしまうものがありますね。自分の日常生活とかけ離れた世界を、非日常として、間近に、体感することは、決して、悪いことではないだろう。又、新しい、自分では気付くことのない感性が、不思議と磨かれて、宜しいのではないだろうか。何とも、奇妙な異次元の別世界へ誘われたような感じである。
参考までに、関係アーティストのHP : 他に、フェースブックやYouTubeでも検索可能で、映像が見られます。雰囲気を味わう意味からも、是非、クリック、立ち寄ってみて下さい。
http://oto-asobi.main.jp/setumei.htm
http://www.yamazakiyamato.com/
http://www17.ocn.ne.jp/~acco/
http://blog.livedoor.jp/uedasabunyuma/
我々の年代では、太鼓というと、原住民の土人か、アメリカ・インディアンの闘いの前の太鼓程度しか、想い出さないが、ミュージシャンの手に掛かると、不思議なほど、エネルギーとメッセージ性が、付加されるのは、どういうことなのであろうか?それにしても、既に、このコンサートを始めてから、8回目になるという。継続は、これ、力なりとも云われているが、なかなか、色々な民族楽器による面白いサウンドと踊りである。出演者は、オギタカ&星山剛&池野ショウ、相変わらず、3人の息の合ったサウンドで、アフリカンドラム、ブルースハープ、パーカッション・ギターとオープニングには、うってつけの乗りの良さと、世界を股にかけて活躍している杉山左千雄による尺八の音色のハーモニーや、龍が天空を舞う如きかのような独特の尺八のサウンドは、これ又、和と土着のサウンドの融合で、実に、響きが宜しい。いいよいよ、メインのアフリカの太鼓(ジャンベ他)と踊りの集団であるサブニュマの登場である。(富山・金沢・松本・上田等、長野近隣県も含めると、約300人程の愛好家集団にもなるそうである。代表:竹内利彦)、何でも、西アフリカ、マリンケ族の言葉で、「素敵な出会い」、「みんなの幸せ」という意味で、太鼓とダンスで、言葉や年齢を超越したコミュニケーションと心の繋がりを目指すという。男性四名の太鼓と女性四名の踊り手で、構成されているが、その踊りのエネルギッシュなことといったら、何とも、アフリカの踊り手を彷彿とさせるものが感じられた。あんなに踊りまくっていたら、確かに、贅肉がつく暇もないことであろうと驚いてしまう。汗だくになるのも、確かに分かる。笑顔で、踊る農作業(一種の労働唄のような曲)や、お金を超越した生き方・考え方の在り方など、それにしても、太鼓・踊りでのコミュニケーションという事自体にも、驚かされてしまう。鼓膜の奧底に、ズーンと響く低音と、高音の太鼓の音は、原始の魂を呼び覚ますような趣があって、思わず、目頭が熱くなるのは、どうした訳であろうか?観客を巻き込んだ踊りも、ダウン症とおぼしき子供も、一緒に、手拍子・足踏みをしたりと、民族衣装でなくても、十分、観客と一体になるだけの「太鼓の音の持つ力」と「踊り手のエネルギッシュなパワー」を、感じらとれる。和太鼓とは、全く異なる響きがあって、踊りとも相俟って、とても、面白いではないか?ラテンのサンバの音色と踊りも、共通するところがあるように思えてならない。何か、お腹の底から、アフリカの大地のエネルギーみたいなものが、醸し出されてくる、そんな気がする。家族揃って、子供の頃から、お祖母さんやお祖父さんと一緒に、こんな音楽を間近に聴けたら、性格形成にも、素晴らしいものがあるのではないかと思うが、、、、、、。最後は、埼玉からやってきたヤマザキヤマトと、奈良から、今日の演奏のために早朝から電車でやってきた榊原明子(愛称、accoちゃん)とのエジプトのベリーダンスに使用される太鼓やHangと呼ばれる楽器等の珍しい楽器と、ピアノとのセッションである。なかなか、ユニークな癒やし系のサウンドとパフォーマンスで、フィナーレを飾った。雨と深い濃霧の中の小諸ユースホステルで、子供達も、踊り疲れたのか、聴き疲れたのか、キルトの敷物の上で、寝てしまう子供も居たが、それはそれで、又、ローカルの身近な普段着のコンサートで、愉しいものである。何も60過ぎにならずとも、子供の時から、こうしたコンサートに、身近で参加できたら、もっと、違った人生哲学観が、出来ていたのかも知れないと思うと思わずクスッと笑ってしまう。それにしても、各出演者、とりわけ、踊り手は、疲労困憊ではないだろうか?本当に、ご苦労様でした。そして、スタッフや、音響など、裏方含め、ご苦労様でした。次回は、是非、又、「太鼓と踊り」を観たいものであります。それにしても、ミュージシャンやパーフォーマーなる人達の生き方、人生哲学には、圧倒されてしまうものがありますね。自分の日常生活とかけ離れた世界を、非日常として、間近に、体感することは、決して、悪いことではないだろう。又、新しい、自分では気付くことのない感性が、不思議と磨かれて、宜しいのではないだろうか。何とも、奇妙な異次元の別世界へ誘われたような感じである。
参考までに、関係アーティストのHP : 他に、フェースブックやYouTubeでも検索可能で、映像が見られます。雰囲気を味わう意味からも、是非、クリック、立ち寄ってみて下さい。
http://oto-asobi.main.jp/setumei.htm
http://www.yamazakiyamato.com/
http://www17.ocn.ne.jp/~acco/
http://blog.livedoor.jp/uedasabunyuma/