小諸 布引便り

信州の大自然に囲まれて、風を感じ、枝を眺めて、徒然に、社会戯評する日帰り温泉の湯治客です。愛犬の介護が終了しました。

小諸懐古園 さくらさく野外ライブを聴く

2012年04月25日 | 社会戯評
小諸懐古園 さくらさく野外ライブを聴く
雨で、順延された震災復興応援イベントとして、小諸懐古園、馬場、苔むす古城の石垣の桜の花の下で、地元のシンガー・ソング・ライター(坂口ユキコ)、無国籍ノンジャンル・ユニット(オギタカ&星山)、ベルリン在住の尺八奏者(杉沼左千雄)、民謡歌手・津軽三味線奏者(坂本明央)、ファイヤー・パーフォーマンス(ゴロピカ)による各ジャンル相互のコラボレーションを通じて、新しいサウンドとパフォーマンスを野外で、演じられたものである。室内でのライブも良いが、こうした異なる各分野の共演が、ジャンルを超えて、しかも、野外で、生演奏で、間近で、その普段、聴けないようなプロの音に触れられることは、実に、耳濯ぐ思いがする。九孔尺八も、津軽三味線も、和太鼓、ジャンベにしても、瓢箪でできたアフリカン・ドラム、バラフォン、スティール等、これらが、ジャンルを超えて、奏でるところの音は、民謡でもない、古城にこだまする幽玄の世界を感じさせるような不思議な音である。まして、それが、即興で奏でられるとしたら、これは又、驚かされる。何とも、贅沢なサウンドの競演である。異なる民族楽器によって奏でられるサウンドの表現に、共通するものとは、何だろうか?文学、絵画、版画、彫刻、音楽、舞踏、色々な表現を、今後とも、味わってみたくなった。その共通して、究極の目指す高みとは、何なのか?震災を改めて、その音とパフォーマンスで、考え直す、忘れない姿勢を、良しとしよう。今後の活躍と継続を願ってやまない。



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