自宅に戻ると早速、相談者から電話があり午前7時半には家を出て相談活動を・・・。ただ、議会中と言うこともあって詳細は後日にしてもらいました。
本日の議会は、補正予算の審議でしたが、審議が終わったのが午後8時を過ぎ、そのあと10月に予定している一般会計・企業会計決算特別委員会の設置を行ったので、帰宅したのは午後9時を回っていました。
帰宅途中で、携帯電話も鳴り出し自宅でかけ直すと、別件での相談でした。議会中の相談事には制限があってご迷惑をかけています。あと、実質審議は3日間ですので、議会が終われば宿題がたくさんあります。
さて、今日の補正予算審議との関わりで、IR(カジノを含む統合型リゾート)を苫小牧に誘致するための予算400万円について質疑が交わされました。私たち日本共産党の会派としては「IR推進法案が国会で未審議であり、苫小牧に誘致を前提にした職員のシンガポール視察やセミナー経費などは拙速過ぎる」との理由から民主・市民の風(6人)と会派市民(2人)の代表者に提案して共同してIR関連の400万円減額を求める修正動議を提出しました。私が3会派を代表して提案説明をし、質疑応答を行いました。
質疑では金沢俊議員から「①IR構想について市民説明を進めるうえで必要性を感じるが提案者はどうのように検討しているのか、②(理事者提案は)拙速と考え、再度やり直して提案すべきと判断する時期をどのように考えているのか」と2点を柱に質問されました。私は、「法治国家として国会でIR推進法案がまだ審議されていない段階で、理事者も国会の推移を見極めたいとの答弁を繰り返している状況から誘致ありきは拙速である」こと、「シンガポールの視察とIR推進法案の関連性が不透明であり、国会の審議を見極めて検討すべて事案」(詳細は書き込み出来ず)と答弁しましたが、久々に議員提案案件で議員同士の質疑がわかされました。こうしたことは議会の活性化に結びつくことであり今後も大いに行うべきと思います。
結果は私たちが提案した修正動議(400万円削減)は民主・市民の風、会派市民、共産党の11人(議長を除く)の賛成だけで、緑風8人、公明5人、改革フォーラム5人の反対で否決されました。
否決されたとは言え、カジノを含むIR構想に市議会で12人の慎重論が出されたことは意義のあることです。
もっと、理事者は提案にあたって理論武装や予算の裏付けを慎重に行うべきであり、結果的に議会のチェック機能は果たせたと思います。
でも、市長の進めるIR構想について、市民から質問されても各議員は説明責任を果たすことが出来ないと思います。はつきり言えることは、どんな説明をしても「カジノ」を含むリゾート法であることは間違いありません。