集中豪雨(9/11)によって会期が2日間延長した9月定例議会も今日で最終日を迎えました。休会日(土・日・祝)が多いとは言え、定例議会の会期は長~いと感じました。理事者のみなさんもお疲れ様でした!(~o~)特に、集中豪雨の対応に携わった担当部局のみなさんは議会対応と復旧支援活動でご苦労されたと思います。今回の対応策のなかで課題なども浮き彫りになった点も多々ありますので、ぜひ、今後の自然災害に対する対応策に生かしてほしいと思います。
さて、最終日の議会では午前中に各会派から提出された国・関係機関への要望意見書(7本)について議会運営委員会理事会(非公開)で議論しました。
そのうち会派からは、①土砂災害対策及び治水対策の促進を求める要望意見書、②電気料金再値上げの撤回に関する要望意見書、③カジノ合法化に反対する要望意見書-の3本を提出しました。①土砂災害対策及び治水対策の促進を求める要望意見書はすぐに全会派一致でまとまり、②電気料金再値上げの撤回に関する要望意見書については、提出個所が国や関係機関と言うことで、表題を「電気料金再値上げに関する要望意見書」と訂正したうえで、賛同する会派から文言提案(なかなか出来ないことです)があり、最終的に全会派一致となりました。
③カジノ合法化に反対する要望意見書は、今議会でもIR(カジノを含む統合型リゾート)誘致に関わる補正予算で議論し、(補正予算に反対する立場から)修正動議を提出していた案件と関連するため、6会派中4会派は要望意見書には明確に反対する立場が表明され、「どんなに文言修正しても乗れない」との意見もありました。
苫小牧市議会では、原案(要望意見書)について議論をしたうえで、基本は全会派一致を原則にしていますが、補正予算での修正動議を提出した経過もあり他会派からも本会議提出には異論はなく、2会派(民主・市民の風)議員の連名で提出しましたが、本会議で否決されました。(意見の違いがあっても議論して一致点を見出すことは大事なことです!)(―_―)!!でも、悔いはありません。
午後から残余の議案審議がありました。
小野寺幸恵議員が「子ども。子育て」関連条例の提案の在り方で質問し、はじめて聞く言葉が出てきました。\(◎o◎)/!なんと条例提案をする際、国の関係省による省令を引用する「引用方式」と条例文を省令の抜き書きする「抜き書き方式」という2つの方式があることを知りました。今回の提出された新規条例(案)はいずれも「引用方式」によって条項が第3条しか記載されていないのです。これを採用して提案したのが、道内では北見市と小樽市を含む3市で、残り32市は「抜き書き方式」です。これを導入したのは、関西地域(兵庫県)で今後の推移が気になる所です。
地方自治体にとって条例は「まちの憲法」です。その条例が、国の法改正によって知らないうちに改正されるだけに、議会のチェック機能がますます重要です。