封緘はがき(ふうかんはがき)とはハガキと手紙のハーフです。
封緘ハガキから、簡易書簡、郵便書簡と名前が変わりました。
1900年(明治33年)10月1日3銭で発行されました。
当時、ハガキは1銭5厘、手紙は3銭でした。
手紙と同じジャンと思うなかれ。
切手、便箋、封筒がセットで買えるのですから。
最初の封緘ハガキの料額印面です。
次いで1912年(大正元年)9月11日発行の物は切り取り目打ちなしでした。
1917年(大正6年)9月10日、大正元年と同型の目打ちのある物が発行されました。
4枚折です。
翌大正7年5月15日、3つ折りになりました。
大正10年には3面にも封緘のりしろ、切り目打ちを付加されました。
大正14年5月1日発行です。下の文字が消えています。
1930年(昭和5年)8月1日、経費軽減のため紙色を淡黄色としました。
こちらについては、記録が不明です。
1937年(昭和12年)4月1日発行。
昭和12、15、17年、紙色の変更が行われ、1943年(昭和18年)5銭となりました。
そして昭和19年、7銭になりました。
1946年(昭和21年)30銭、昭和22年橙朱色で1円20銭。
1949年(昭和24年)簡易書簡と名が変わる。 濃青緑、炭鉱夫、8円
紙色、淡黄色で9円となる。
1954年(昭和29年)11月1日、10円(売価11円)
1958年(昭和33年)11月20日、10円郵便切手付き(売価12円)簡易手紙料額印面菊花、カットせきれい、濃紫灰味赤紫、緑模様、濃味赤紫の線。
1966年(昭和41年)7月1日、郵便書簡と名前変更、15円。
昭和43年郵便番号入りとなる。
昭和46年までの記録がこの本に載っていました。
明治時代に私製で作られ、製造所の名前らしき印字がありますが、目打ちと重なって読めません。
昭和46年以後は、どのように変化したのでしょうか?
このあたりから、分かった範囲で追加していく事にします。
昭和50年5月15日のスタンプがあります。SLのシリーズらしいです。
はがきが50円で、郵便書簡は60円でした。
切手と便箋付き封筒で便利です。
民営化されて数年後、はがきが10円値上げされましたが、郵便書簡はそのままで、消費税8%では62円で、はがきと同じ値段です。
令和元年(2019年)10月1日から消費税10%に伴い63円となりました。