受話器を外すと交換手が出る。
相手を伝えるとつないでくれる。
そんな時代の東京三越呉服店の絵はがきです。
「お急ぎの場合はお電話で」。交換手の女性が並ぶ写真と、発送のため荷造りしている写真です。
我が家の押し入れには最後の頃の黒電話が眠る。
ある日のこと、電電公社から「電話機を2000円で買い取りませんか?」と電話があった。
聞けば、毎月基本料金に200円のレンタル料が付随しているとの事。
10か月で元が取れる。買いますと即答した。
交換手を経なくても相手の番号のダイヤルを回すと直接つながる時代になると、爆発的に加入者が増えた。
しかし10年償還の債権を買って加入しなければならないので、電話を設置する事はちょっとかこいい?
転居する場合は電話機を引き取りに来て、転宅先では新しい番号と電話機が来た。
買い取ってからは、転居するときは電話を外して持って行った。
そのため電話機は掃除をしても次第に汚れてきた。
FAXや留守電機能でプッシュ式、電電公社もNTT、電話機は電機店で買う時代。
光回線にした現在、もうこの電話機は我が家では使えない。
もし時間があり思い入れがあるのならぜひ復活にチャレンジされる事をオススメします
縁日の露店ではこれの前に使われていた、受話器の受けが角型に出っ張ったのがあったのです。
社会人になった頃ソレでしたが、すぐ、こちらの形に変わりました。
気持ち的にはそちらが好きなんですが、チャレンジできるなら、この子でいやこの機で、壁のあそこに挿すのかな?