昼も夜もただ・・「なあ~なあ~」となき続けるマーちゃん。
私もマーちゃんと一緒に眠れない夜となりました。
なだめても・・すかしても・・鳴きやまず・・
私・・私・・マーちゃんを・・何度も・・叩いてしまいました。
「止めなさい!」・・と怖い声で・・すると、
ますます私の顔に向かって赤い口いっぱい開けて・・鳴きます。
私も半分泣きながら、「止めなさい!」と怒りながら叩いてしまいました。
むごい事をして、可愛そうな事をして、と思いつつ叱る私・・
そんな日が一週間位続きました。
一度は「病院で預かっていただけませんか?」とお願いもして見ました、
でも・・こんな状態では預かれませんと言われました。
当然ですよね、私がマーちゃんから逃げ様としただけです。
そして・・10日目位でしたか・・朝・・夜が明けた頃、
マーちゃんが鳴きながら、ふらふらしながら、ベットから出て、
隣の部屋で寝ているTさんの布団まで行きました。
あんなに懐かなかったTさんの側にです「マーちゃん、どんな?はい、おいで!」
とTさんが抱っこして横になっています「どう?」と私が側に行って見ると、
Tさんの布団で抱っこされて一緒に寝ています。
マーちゃんの歩いた跡を見ると・・移動しながら、お漏らしを始めていました。
私も抱っこしました・・軽い・・軽い・・まるで・・からっぽ
の様なマーちゃんでした。でも、私が抱っこすると、
私の肩に手を掛けて私の顔に、額をくっつけてくれた・・マーちゃんの・・
マリちゃんの身体は、ふんわりと・柔らかく・温かかたでした。
今も覚えてると言ったらそれは嘘になりますが・・私にとって
この抱っこの感触は、なかなか忘れる事の出来ない・・愛おしさでした。
そして・・マーちゃんはその日、静かになって眠りながら天国へ逝きました。
私の辛い日々も終わりましたが・・最後に優しく接してやれなかった事が
罪悪感となって、心に残ってもっと辛い思いになりました。
(写真・・もう一度・・我が家に来た頃の幼いマリちゃん)