長唄三味線/杵屋徳桜の「お稽古のツボ」

三味線の音色にのせて、
主に東経140度北緯36度付近での
来たりし空、去り行く風…etc.を紡ぎます。

雨宿り、風待ち(風葉記のうち)

2019年06月11日 09時54分14秒 | 近況
  ……幼虫の行方は杳として知れない…
 雪之丞変化かっ!?と独り突っ込みをする5月末の状況から、はや十日余りがたち、それでも蛹化を目撃・所在を把握しているサナギのうちから気の早いものが羽化し、また旅立ち、日曜日の午後、三頭目の羽化に立ち会えなかった何となくしょんぼり気味の月曜日。
 ベランダの鉢周りを、前蛹化が近く彷徨う青虫の様子を見ておりましたら、鈴蘭の鉢の裏からひょこひょこっと蠢くものがあります。
 
 
 呼ばれず飛び出て、ジャジャジャジャーン!
 くしゃみはなけれど大魔王のようにひょっこり飛び出す、揚羽蝶の成虫が一羽。

 なんとなんと、ベランダのキャビネットの裏にもぬけの殻になった蛹を発見しました。
 こんなところで秘かに羽化していたのか……(\(^o^)/)

 しかし、外は雨。土砂降りの雨。
 何度も翅を羽ばたたかせ、飛ぶ稽古をしていたようでしたが、気温が低い。
  ※窓ガラスの線は5センチ幅です



 そのまま夜を迎え、早朝。



 いつ飛び立つのか、心配しながら見守っておりましたら、外気温が上がった7時半を過ぎたころ、ベランダの鳥除けの網目につかまってバタバタしております。
 網をひょいと持ち上げる親心にも気づかず、網目をくぐろうと躍起になっております。
 あらまー………

 どうしたものかと見ておりましたら、やっこさん、するりと網目を抜け、外界へ旅立っていきました。
 お前さんは引田天功かぃ……
  ※網目は2.5センチ四方です

 雨上がりの朝、旅立つアゲハチョウが一匹。

 それから小一時間経ち、旅立った後の空の様子が見たくて、またまたベランダに出てみましたところ、鉢と鉢の間の網の辺りでバタバタ蠢いているものがおります。



 なんとなんと。これまた把握していなかった隠れ蛹が羽化した模様。
 


 小刻みに羽ばたいて、網目の上部へ。



 風に吹かれて心地よさげ。
 網の下を捲って出られる空間をつくったのですが、気がつかないかなぁ……

 空が青いうちに早よぅ、旅立ちなされや…
 (先ほど様子を見に行ったら、まだ居ました)

 
コメント
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