♪わが背子が 来べき宵なり ささがにの…
大変です! この10月の土日は五つしかありません!!
…という心境になるのが、この、文化の秋、という季節です。
日本の文化は自分がたしなんでこそ面白い…というわけで、皆さま毎週末、たのしいご予定が目白押しではございましょう、が、お知らせがございますので、ちらりとご観覧くださいませ。
まずは、今週末の世田谷区民文化祭・総合文化祭です。
世田谷邦楽研究会でここ数年、古典長唄を出曲させていただいておりましたが、今年は、わが家元・杵屋徳衛が、自身の作曲作品である朗読三絃『さるとかにのおはなし』を演奏いたします。
ピンポイントですが、15日14時半ごろ、成城学園・成城ホールにての無料公演ですのでどうぞお越しくださいませ。
さるとかにのおはなし、は徳衛が二十歳の砌、初めて作曲した作品です。
長唄の歌詞は古典の素養がないとなかなか深く理解できない部分がありますが、子どもたちにも分かりやすく親しみやすい童話をテーマに、三味線を弾きながら語りと唄を交えた構成になっています。
分かりやすい歌詞の一方で、大人にも味わっていただける三味線の手附になっております。
三味線音楽でしみじみほのぼのと笑っていただける、稀有な作品です。
つづきまして、
武蔵野邦楽連盟主催公演です。
吉祥寺駅南口徒歩2分の丸井のお隣、武蔵野公会堂で開催しております。
公園散策がてらお立ち寄りいただけましたらうれしゅうございます。
今年は邦楽器をさらに身近に感じていただけますよう、番組中に、ミニ解説コーナーを設けました。
尺八、筝曲、長唄について簡略なご説明と、皆さまには唄体験をちょっとだけ、していただきます。
通常の番組では、杵徳社中は『鶴亀』『越後獅子』を演奏いたします。
どうぞよろしくお願い申し上げます。