趣味の電脳

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テレビ録画の著作権保護の弊害は?

2015-12-26 20:54:08 | サーバー

 昨日、JCOMのサポートに録画用のHDDの調子が悪いので電話で修復を依頼しました。具合的に症状を言うと、以前は正常に録画できていたのですが、最近は「アナログ機器」と表示されて全く録画できず、また録画済みのファイルもリストが表示されなかったのです。それで、デジタル機器として認識するように、専門のスタッフに家庭訪問してもらって再設定してもらったという次第であります。 自分では一応、HDDをセットトップボックスの前面のUSB端子に繋いだので、当然、その時点で録画が可能だと踏んでいたのですが、残念ながら実際には、ソフトウェア的に接続状態になっていなかったので録画ができなかったのです。

 いきさつを云うと、10月の終わりごろに、ある番組を2倍速で録画した当日の真夜中に、HDDがいったん録画した標準モードのファイルを2倍速モードに自動的にコンバートしていたのであります。それで、その音がブーンと大きく鳴って、途中で目が覚めて、その晩はあまり寝られなかったのです。結局、なんやかやで、そういった寝られない・・・ということに嫌気がさして録画用のHDDを取り外してしまったようなわけです。これがきっかけで、それ以降は、録画用HDD無しでテレビを視聴する状態になりました。まあ、云ってみれば、深夜に騒音が発生するのが分かっているのに、敢えてそんなHDDで録画するほどの必要性もなかったというのが実情です。

 ところが、昨日、偶然にも地元の「土曜手作り市」の様子を収録したJCOMのローカル番組が何回も放映されていて、それに出店していた知人が、「ぜひその番組を見てください」とのメールが届いたので、これはぜひ録画してみようと思い、あわててHDDをセットトップボックスにつないで録画を始めたのですが、如何せん、HDDがまったく認識していない状況だったのでサポートに電話をかけたわけです。

 故障の原因をJCOMの訪問係員に聞いてみたのですが、「それはよく分からない」というお答えでした。また、騒音の原因は何かと聞くと、「2倍速を指定してテレビ番組を録画した場合は、いったん標準録画フォーマットで録画がなされて、録画終了後から標準速度の録画形式を2倍速のフォーマットに自動的に変換する」という説明でした。おそらく、そのために、HDDが長時間、高速回転して大きなノイズを出し続けるのだということでした。そういうことならば、今後はそういう騒音が出ないように、専ら標準速度でのみ録画すれば、そういった変換作業は行われないので、夜間は寝静まってから静粛なはずだという結論に至りました。そういうのが、JCOMの訪問係員の説明でしたから、標準モードで今後は録画をするように設定をやり直してもらいました。

 ただ、その説明でも腑に落ちないのは、故障でもないのに、何故そういった大きな異音がいつもいつも長時間鳴り続けるのか?ということです。これは、恐らく著作権保護のためのプロテクトを外さないと、実際は変換作業ができないので、都度プロテクトを外して2倍速用のファイルにコンバートして、それから、また改めて変換し終わった2倍速モードのファイルにプロテクトをかけているのではないかと考えられます。こういった作業手順がコンバートの前後で合計2回余計に入るので、結局は異音が鳴る時間が意外に長びくのだなと思われました。

 これは、専門家でもない私の推測に過ぎないのですが、午後9時~11時ごろまで2倍速で録画した番組は、実際、真夜中に長時間騒音を発しながらコンバートしている状況がありますから、ほとんどありそうな話です。これが、現実にまったく推測通りの録画・変換状況だとするならば、消費者にとっては、はなはだ迷惑な話だということになるでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

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