結論から言えば、標題については、全く違うものであり、一括◎円をお勧めします。一括◎円というのは、スマホとSIMをセットで一括購入すれば何ら条件無しに安くスマホが入手できます。例えば楽天モバイルの組み合わせプランの場合、最安値は、通話SIMをスマホとセットで1年間契約する条件だけで、BladeE02がたったの880円で購入できます。もともと通話SIMは1年縛りですから、スマホとセット販売したからと云って契約期間が2年〜4年に伸びたり、或いは強制的に電話5分間かけ放題プランに加入させられたりするような、新たな条件が加わる訳ではないのです。
これに対して、実質無料というのは、スマホ本体の機種代金は無料にするが、いろんな複合した契約条件が組み合わさっています。たとえば、1年よりも長く、2年〜4年の長期にわたって通信料金を支払わないといけないとか、Jーcomモバイルの場合ではテレビと固定回線を同時に契約しておらないと実質無料のHuaweiのP10ライトという機種が月額980円0.5GBプランで契約できないとか・・・そういった2重3重の縛りが課せられているのです。このようなことは、MVNOでも、au、docomo、softbankなどのキャリアの場合でも同様です。実質◎円という表現に秘められた裏側の厳しい契約条件を精査する必要が契約者には必須ですから、果たしてこういった契約で大丈夫なのかと、十分に検討しないといけません。
結局、J-comスマホの場合は、4年間で月額980円かける48ヶ月=総額46840円の通信料金を遅滞なく払い続けることが必須条件ですし、この間にJ-comテレビを中途解約すれば、スマホの契約も自動的に解約となり、解約する時期によっては多額の残債と違約金が発生します。
一般的に実質◎円の場合は、何か1つでも適用条件が欠けた時点で強制解約となり、残債と違約金を即金で支払わないといけなくなります。つまり、抵当物件的な性質のものであり、一旦契約したからには途中でスマホが何度も故障・破損して損料が嵩んだり、他社のプランよりも契約条件が不利だなと思って負担を軽減するために乗り換えようと思っても、それ以上にリスクがあるので、おいそれと解約できない仕組みになっているのです。
現在の自分の立場としては、こういったスマホの入手方法は無理です。つまり、月々決まったお金しか入ってこない年金生活者ゆえにスマホ代金は実質◎円じゃなくて、一括払いで買い切っております。自分がまだ若くて現役バリバリで元気に働いていける身体であるならば、落として壊れても水没しても、損料は臨時にアルバイトでも何でもして工面できますが、現在の自分の立ち場ではそうもいきません。