具体的なケース
3年前、家電量販店で事務所用に富士通のWindows10搭載ノートPC=Celelon5205u、メモリ8GB、SSD256GB、MSOfficeHome&BusinessのDSP版付きを約90,000円で購入しました。これは、MSOfficeHome&Businessが27,500円だとすると、本体価格が62,500円であり、コスパが良くなかったのですが、3年間は延長保証がついていて、故障や不具合の場合に、販売店に相談すると、無料で修理してもらえるとのことから選定しました。一方、同じ性能の5万円程度のPC本体と別途、通常版MSOffice38,000円を購入すると、合計88,000円となり、ほぼ同じような価格です。そこで、販売店の店員に聞くと、これはOffice使用中に何か不具合があったとしても、販売店としてはサポート対象外であり、窓口はMS社のサポートに連絡してくださいとのことでした。なんだか、保証関係があいまいで責任逃れのような感じがして不安だったので、これは買いませんでした。
1年間だけMSOFFICE365が使える格安機種もあるが・・・
蛇足かもしれませんが、5万円程度の格安PCに1年間だけMSOffice365のライセンス付きという機種もありますが、これはお買い得なのでしょうか? これも、店員に聞いてみると、やはりサポートは対象外で、MS社のサポートへどうぞと言われました。
この機種では、2年目以降は、Office365を契約すればいいのですが、これも、PC販売店はサポート対象外です。この点がDSP版と違います。事務用PCでは、ほとんどMSOffice以外は使わないのですが、これを使って業務を行っている最中にPCの動きがおかしくて業務に支障が出ても、保証外で販売店やメーカーのサポートは原則無いようです。サポートしてほしければ、別途、販売店と保守契約を結ぶ必要があります。結局、こちらのほうが経費がお高くつきます。自分の個人所有のPCの経験では、アプライドでは、1年間の保守契約料金が2万円で、2年契約で計4万円かかりました。3年後以降は、もったいないので保守契約を切りました。
結 論 そういうことなので、事務所のPCを新規に購入する場合は、業務に支障が出ると絶対に困るので、販売店と別途保守契約を結ぶつもりがないのであれば、DSP版のMSOfficeの付属したPCをメーカーの3年~5年延長保証付きで購入することをお勧めします。このほうが、結局は経費が安くて安心です。