宅配便最大手「ヤマト運輸」のドライバーだった長尾倫光(のりみつ)さん(当時46歳)が職場で死亡したのは過労が原因として、長尾さんの妻由美さん(46)が労災を認めなかった熊本労働基準監督署の処分取り消しを求めた訴訟の第1回口頭弁論が14日、熊本地裁で開かれた。長尾さんの死亡直前1カ月間の時間外労働が100時間を超えていたかどうかが争点となる。【・・・・続きはこちら
厚生労働省は14日、新たな「自殺総合対策大綱」の素案を公表した。勤務問題による自殺対策の項目を新たに設け、「メンタルヘルス対策に係る指導の際に、パワーハラスメント対策の指導も行う」といった具体的な対応を記載。慢性疾患患者に対する支援の項目にも、がん患者を精神心理的なケアにつなぐ必要性を追記した・・・・続きはこちら
昨年3月、NHK山形放送局に採用されたA子さん(28)が、上司によるパワハラなどで同局を訴えたことが週刊文春の取材でわかった。A子さんの直属の上司は、アナウンスグループを統括する放送部副部長のS氏(43)。97年入局のS副部長は、東京アナウンス室に赴任経験もある中堅アナだ。
「入局直後、休日に取材と称し、S氏から長時間のドライブや飲食に誘われるようになりました。新人アナの私は断れなかったのです。その一方で仕事は思うように回されず、不満が募ってきました」(A子さん)
A子さんは朝の情報番組「おはよう山形」などを担当。・・・・続きはこちら
「入局直後、休日に取材と称し、S氏から長時間のドライブや飲食に誘われるようになりました。新人アナの私は断れなかったのです。その一方で仕事は思うように回されず、不満が募ってきました」(A子さん)
A子さんは朝の情報番組「おはよう山形」などを担当。・・・・続きはこちら
労働基準法違反の疑いで14日に書類送検された旅行大手エイチ・アイ・エス(HIS)で違法残業が常態化し、全国の労働局から度重なる是正勧告を受けていたことが明らかになった。過重労働が疑われる企業を集中的に調べる厚生労働省東京労働局の過重労働撲滅特別対策班(かとく)が昨年7月に強制捜査に入り、調べを進めていた。・・・・続きはこちら
現代の日本は、非正規雇用の拡大により、所得格差が急速に広がっている。そこにあるのは、いったん貧困のワナに陥ると抜け出すことが困難な「貧困強制社会」である。本連載では「ボクらの貧困」、つまり男性の貧困の個別ケースにフォーカスしてリポートしていく。今回は家賃滞納で住んでいたアパートから突然、締め出され、家財を撤去されるという被害に遭ったケイタさん(50歳)のケースに迫る。
何かが違っている。家賃滞納でアパートを締め出されて1週間あまり。路上から、2階にある自室の窓を見上げたとき、違和感を覚えた。「あれ、カーテンがねぇな」。慌てて玄関まで駆けつけてみると、以前、入室を阻んでいた特殊な施錠具はすでに取り外されていた。恐る恐る扉を開けると、室内はもぬけの殻。テレビに電子レンジ、食器、掃除機、衣類、布団、すべての家財道具が持ち去れていた。
東京都内に住むケイタさん(50歳、仮名)は2年前、住んでいたアパートから突然、追い出され、家財を撤去されるという被害に遭った。「(亡くなった)両親の写真も、母の形見で僕が普段から使っていたマグカップも・・・・続きはこちら
何かが違っている。家賃滞納でアパートを締め出されて1週間あまり。路上から、2階にある自室の窓を見上げたとき、違和感を覚えた。「あれ、カーテンがねぇな」。慌てて玄関まで駆けつけてみると、以前、入室を阻んでいた特殊な施錠具はすでに取り外されていた。恐る恐る扉を開けると、室内はもぬけの殻。テレビに電子レンジ、食器、掃除機、衣類、布団、すべての家財道具が持ち去れていた。
東京都内に住むケイタさん(50歳、仮名)は2年前、住んでいたアパートから突然、追い出され、家財を撤去されるという被害に遭った。「(亡くなった)両親の写真も、母の形見で僕が普段から使っていたマグカップも・・・・続きはこちら