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一晩泊まって、朝になりました。
部屋に日が射してきたので、窓を開けてみました。
素晴らしい日の出です。


しかし時間が経って、よく見ると、住宅地があった場所が全て家がなくなり、雑草が生い茂っているのがみえます。

浜辺で映画の収録らしいことをしていました。

1日目は内容の作り込み、リハーサル。
2日目は1、2年生と5、6年生に演奏を届けました。
2日目よるに、久しぶりの会館の皆さんと交流会。ここ「とと家」は全て美味しいのです。特に海産物は絶品。マグロの刺身、つみれ、さんまの塩焼き、なんとさんまの刺身!ツブ貝、カニ、でてくるわでてくるわ…
あとすき焼きも素晴らしく、こだわりで、焼き肉のお肉を使うそうです。それがびっくりするくらい美味しい。一気に疲れが飛びました。







お酒も、近くは塩竈の「浦霞」のしぼりたて。美味しくて危険なお酒です。能祖さんご機嫌。

ここの局長がなんと画家さんで、我々のイメージを絵にしていただきプレゼントしていただきました!



我々もお礼に、音楽をお届けいたしました。
ちなみにこのピアノは津波の時に海水がこの一階までしっかり入ったのに、なぜか今でもしっかりと音がでるのです!
感動のピアノ!

楽しい時間もあっという間。3日目は3、4年生に音楽を届けてきました。
皆さんとの再開を誓いつつ、また旅です。
会館近くにはサーフィンの名所があり沢山のサーファーがいました。
少しだけ我々もリゾート気分。
近くの防風林は津波でまばらに。
また、非常に高い堤防が出来ていました。

時間はかかりますが、「がんばっぺ七ヶ浜」の精神、絶対復興できます!
また、必ず皆さんに会いにきますね!

でも、私も何故か力をいただきました!

有難うございました!






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メシアンのコンサートの次の日朝早く起き、早速新幹線に飛び乗りました。
宮城県は七ヶ浜町に参りました。ここ国際村で、「クラシック・レジェンド」と題して、町内全ての三つの小学生に1、2年生、3、4年生、5、6年生と分けて、2日間で三回に分けて公演を行ってきました。
メンバーは自称「ホメアイトリオ」朗読、構成能祖将夫さん、ソプラノ大森智子さん、ピアノは私で行いました。
ここでオペラ「あわび伝説」を作ったメンバー、私は2005年からのお付き合いです。

「七ヶ浜」と言うだけ海に近いところなので、ここのホールは海をイメージして、客席もブルーです。


今回はコンサートの最後に、「くもの日記帳」という絵本を能祖さんが読み、私が音楽をつけて、大森さんも歌で参加いたしました。ピアノの背面に非常に美しく絵本が映し出されます。


今回能祖さんは大活躍。大森さんが歌う「人形オランピア」の歌では、オランピアのネジをまく博士役としても出演していただきました。

もっと大きく。

もっと大きく!

ここ七ヶ浜国際村は中庭があり、海をイメージした、素敵な空間があります。




ここが夜になると素敵なライトアップされます。



さて、ここ七ヶ浜町の沿岸部は2011年3月11日の東日本大震災で大被害を受けました。
勿論小学生の親戚なども亡くなった方もいると思います。家が流された方々も少なくなかったと思います。その子供達に少しでも何かが出来ないかと、心を込めて演奏いたしました。

館内には様々な応援メッセージが。その中で仲道郁代さんのメッセージが非常に心に残りました。
仲道さんは非常にこのホールと結びつきが強く、ホールのピアノも仲道さんが選ばれたそうです。


我々が泊まった場所は、ほぼ毎年泊まっている「とと家」
ここは浜辺から200メートル位の距離にある場所。
海抜13メートルの高さにあります。
ここの女将さんのHさんは、津波が来るのをここで見ていて、家が流されていくのをただただ眺めるしかなかったそうです。
津波がとうとうこの家の高さまで押し寄せて来たために、少し上に非難して一命を取り留めましたが、お父様と弟さんは流され、お母様は家の中で溺れていたそうです。
ただ、皆さん助かり、今は元気に過ごしてらっしゃいます。
しかしそれはそれは怖かったことでしょう。

一階は津波で破壊されましたが、現在リフォームしてしっかりもとに戻りました。
下にあったご両親の家は流されてしまったので、隣にご両親の家をたてました。
この場所から見下ろすとただただ雑草が生い茂り、まだまだ復興にはほど遠いことがわかります。

ガードレールもまだ曲がったままですね。






その真横には、塩害にも関わらず、オクラの花が凛と咲いておりました。花の真下にオクラがあるのは見えますか?
生命っ凄いですね!
レポートはまた続きます!
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