私の最初のマネージャーであり、プロデューサーでもあった岡村雅子さんが、昨日深夜天国に召されたというお知らせをいただきました。
非常に厳しく、同時に非常に愛情に富み、またとても芯が強い方でした。
彼女がいなければ今の私はありません。
アンサンブルノマドの創設にも関わり、現在の(一財)地域創造の「公共ホール音楽活性化事業」(通称「おんかつ」)をご紹介いただいたのも彼女からでした。
「ピアノアクシス」というピアノコンサートのシリーズを作り私も参加させていただき、また沢山の素晴らしいアーティストとの出会いを作っていただきました。
本日富山で「ホールでオーケストラ」を指揮している本番中に私のマネージャーにお知らせをいただきました。
きっと岡村さんは会場にいて演奏を聴いていただいていたと確信いたします。これからも頑張るように応援を受けていたような気持ちでもあり、またある意味岡村雅子さんへの追悼演奏となりました。これから世界を切り開く、0歳からの子供達へのワクワクする演奏会が追悼演奏となったのは何かとても意味があるように思います。
私からみた岡村さんはジメジメとしたことは嫌いで、常にクリエイティブで前に進むエネルギーに満ちた方であったと思います。
私のマネージャーから離れたのも、お互いの関係が悪くなったのではなく、むしろ良好な関係でしたが、彼女のとても前向きな潔い決断でそのようにしたことも岡村さんの素晴らしいところだと思いました。
つねに私のことも気にかけていただき、私も毎回会うと近況報告、これからのプランなどを話しておりました。
実際最後にお会いしたのは昨年の5月のファーニホウの演奏会、あと記録を見ましたら昨年11月25日岡村さんの77歳の誕生日祝いのメッセージのやり取りをしたのが私が岡村さんとの連絡の最後であったようです。
天国でこれからゆっくりできますように。
岡村さん
本当にいままで有難うございました。
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