剣道で、面に小手、胴を着けて竹刀で試合をしている間は、いくら真剣にやっているようでも、まだまだ心にスキがある。
打たれても死なないし血も出ないからである。
これが木刀で試合するとなるといささか、緊張せざるを得ない
打たれれば気絶もするし、怪我もする。
死ぬこともある。
ましてや真剣勝負ともなれば、一閃が直ちに生命に関わる。
勝つときもあれば負けるときもあるなどとのんきなことは言ってはいられない。
勝つか負けるかのどちらか一つ。
負ければ命がとぶ。
真剣になるとはこんな姿である。 . . . 本文を読む