続・黒柴ひめちゃんの葛塚村だよりⅢ

上野国山上・葛塚城堀之内に住んでます。ひめちゃんとおかあさんの見て歩きです。時には遠くにも出かけます。

正泉寺の口まがり地蔵

2022-11-03 16:29:49 | 群馬県・旧勢多郡

気持ちよく晴れました

ひめちゃんとタバサねーちゃんは、堀之内を西に出ます。

今朝は浅間山の姿は見えません。

 

諏訪神社の向こうの小さな沼、最近カモさんの姿があります。

 

ひめちゃんは、張り切ってます。

高台の路を突き当たりまで行って、そのままあるかなきかのあぜ道を行きます。

 

あぜ道の先の坂を下りると、田んぼが広がります。

ここは、相ヶ窪(そうがくぼ 僧ヶ窪)です。

正面の建物の向こう辺りに、国指定重要文化財・山上多重塔があります。

 

ひめちゃんとタバサねーちゃんは、右折して、この路の突き当たりを上って帰ります。

相ヶ窪から見た赤城山です。

多重塔を建立した、僧・道輪も見た風景かな?

 

 

正泉寺(しょうせんじ)を通って帰ります。

正泉寺は、常広寺が兼務で存在するお寺だそうです。

でも、堂宇はなく、ビニールハウスが立ち並んでいます。

 

門柱の脇の優しそうなお地蔵様です。

口が曲がってる

明らかに口が曲がってます

初めて気がつきました

お首は無事であるようです。

首のくびれのようなものは、オガケか何かのヒモのようです。

全体はほぼ仕上がって、最期にわざと口を曲げて彫ったような感じです

でも、どうして?

 

ふと、深沢の角地蔵の話が浮かびます

高山彦九郎は、石工との金銭的なトラブルで、未完成のままになってしまったという説をあげています。

もしかしたら、石工との金銭トラブル?

和尚さん、途中で値下げ要求でもしたかな?

 

このお地蔵様の曲がった口、何かのメッセージだね

上向きだから怒り?

 

台座には、享保13年(1729)とあります。

後ろは確かめようもありません。

石工のプライドを傷つけてしまったのかも

高遠石工(たかとういしく)の作品ということはないかな?

 

高遠石工が活躍したのは、17世紀後半からだと言います。

享保13年は、活躍中です。

山上にもやって来たかも?

 

合掌

 

 

地図上の蕨沢川支流(下流の膳では膳八幡川というようです)の始点を通って帰ります。

 

振り返ると、まだ細いながらも上流がありそうです。

 

 

ひめちゃんちに、唐子咲きの椿が咲き始めました

一重が好きで、ひめちゃんちの椿は基本的に一重だけど、唐子咲きもたまにはいいね

コメント
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