続・黒柴ひめちゃんの葛塚村だよりⅢ

上野国山上・葛塚城堀之内に住んでます。ひめちゃんとおかあさんの見て歩きです。時には遠くにも出かけます。

再びの「哀れなるかな、桐生市指定重要文化財・高縄の摩崖仏」

2023-09-27 15:20:45 | 群馬県・旧勢多郡

ひめちゃんとタバサねーちゃんは、堀之内を北に出ます。

タバサねーちゃんが用が済むと、ひめちゃんが「ご褒美くださいな

ハイシニアのタバサねーちゃんは、「アタチ、先に帰ってます

 

 

ひめちゃんは、1人散歩で、そのまま北上します。

折角だから、久しぶりに摩崖仏に裏から行ってみよう

 

 

アマビエさんの前を通ります。

最近では、その存在をほとんど忘れられているアマビエさんですけど、健在でした

「おはようございます お久しぶり

獅子丸とお散歩してるときは、よく通ってました。

 

アマビエさんちの裏の坂道を、高縄の摩崖仏に裏から廻り込みます。

「おかあさん、気を付けてね

そういえば、獅子丸に引っ張られてこの辺りで転んで、しばらく難儀をしました

懐かしい思い出です。

 

 

摩崖仏の裏に出ます。

古墳の葺き石かな?

このあたりは、古代からパワースポットだったかも。

ここには石造物はいっぱいあるのに、墓石がないのです

人々の祈りの場所だったのです

 

 

さて、参道はどうなってるかな?

やっぱり、訪問者を拒むようにほとんど塞がれています

彼岸花が咲いても、やっぱり「哀れなるかな、桐生市指定重要文化財・高縄の摩崖仏」です。

鎌倉時代、上野国山上(やまがみ)には、行仙上人という念仏行者がいました。

そして、彼の廻りにも、ひたすら念仏を唱えて極楽往生を目指した人々がいたと思われます。

実際、行仙上人の『念仏往生伝』には、山上周辺の念仏往生者の話があります。

彼らより少し時代が下がるかも知れないけれど、中世山上の大切な記憶です

すぐ北の関にも「関の摩崖仏」がありますね。

行仙上人、山上の念仏往生者、高縄の摩崖仏、関の摩崖仏、つながりそうです

 

 

摩崖仏は、近くに行かないとよく見えません

あれ、ヤバい

瀬戸物の破片です

裸足のひめちゃんが踏んだら大変です。

拒まれてるね

もっとおおらかに受け入れて欲しいね。

 

阿弥陀三尊も石造物も、なんとなく劣化が進んでるような

さようなら

また来ます

 

 

細い参道をやっと通り抜けて、南に下ります。

岩神沼です。

摩崖仏は岩神様という認識で、名付けられたのでしょう。

 

アオサギさんが、舞い降ります

若いかな?

まもなく彼(?)は、北の方に飛び去っていきました。

 

岩神さま(摩崖仏)に寄れたし、アオサギさんにも逢えたし、満足のお散歩でした

さあ早く帰って、朝ご飯にしましょう

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