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幹細胞療法とは? *その1~幹細胞って何?どんな病気に使えるの?

2018-11-09 | 腎臓/アジソン病*うぃる

昨日、摘出した「しこり」の種類によっては、

行えない可能性がある、幹細胞療法。

これって、どんなものなの?

…という事で、

先日説明を受けて来たので、簡単に記してみます。

 

 

はじめに。

動物には日常的に発生しうるケガや病気から身を守るために、

自己治癒力が備わっています。

この自己修復を日常的に行っている細胞がいて、

「幹細胞」と呼ばれています。

 

幹細胞には、

1.あらゆる性質の細胞に変化することで損傷部分を補う。

2.細胞を修復する物質(生活活性物質)を出す事で、

本来の治癒力を向上させる。

3.炎症、損傷を起こした部位に集まる…という性質がある。

この特性を活かして、治療していく訳です。

 

それは、どんな治療…?

「幹細胞」を体外で増やして体内に戻す事で、

「自己治癒能力を上げ、ケガや病気を治療する」

事を目的にしています。

 

※これまで治療法が存在しなかった病気などに対する

 新しい治療法として注目され、世界中で研究が行われています。

ヒト医療においては、厚生労働省の先進医療に認定されており、

 既に大学病院や医療機関などの臨床現場において、

利用が始まっている面もあります。

 

幹細胞は、骨髄、胎盤、脂肪などに含まれており、

皮下脂肪には幹細胞が多く、採取も簡単で容易に増えるので、

動物医療では広く治療に使われているそうです。

 

培養した幹細胞は血中で全身に巡り患部に到達します。

患部で作用し、幅広い疾患に適応が期待できます。

◆免疫のバランスを調整する物質

◆血管を作る物質

◆炎症を抑える物質

◆組織を修復する物質

これらが、

「炎症性疾患」「臓器疾患」「免疫疾患」

等に、作用すると言われています。

 

具体的にどんな病気に使われているの?

◇眼科系疾患乾性角膜炎)

◇皮膚疾患(アトピー性皮膚炎)

◇消火器疾患(炎症性腸疾患)

◇肝臓疾患(肝炎、肝不全)

◇膵臓疾患(インスリン依存性糖尿病、非依存性糖尿病)

◇腎臓疾患(腎炎、腎不全)

◇筋肉疾患

(多発性筋炎、皮膚筋炎)(関節リウマチ)

(筋ジストロフィー)

◇血液疾患

(溶解性貧血)(再生不良貧血

(免疫介在性血小板減少紫斑症)

(全身性エリテマトーデス)

◇神経疾患

(小脳梗塞)(脊髄梗塞)

(椎間板ヘルニア)(変形性脊椎症)

◇整形疾患(骨折、治癒遅延や再骨折)

 

そして、最近では、もりしも患った

「変性性脊髄症」への効果も確認(※)されている とのこと。

 ※あくまで「完治」では無く「程度の改善」又は「現状維持」。

ざっと書きだしただけでも、

うぃるにはメリットが多く感じます。

(アレルギー系、そして腎臓…)

そんな事から、受けてみたい…と感じたのでした。

 

そして、まだまだ手探りの治療法ではありますが、

しっかりとしたエビデンスがあるとのこと。

ならば…という気持ちではいます。

 

次回は、具体的な治療法を記したいと思います。

 

 

うぃる、6針縫った傷は全く気にしていません(笑)

彼女の中では、まるで無かったことの様になってます…

 

そろそろ、このベッド出さなくちゃ!

…でも、まだまだ旅の後片付けが終わっていない悲しい現状です…

カイヌシ、踏ん張りどころでっす

 

 

おまけ。

「ips細胞」と異なるのは、

ips細胞は手を加えた末に別の細胞に変化させるので、

比較的癌化しやすい細胞である事。

また、そのips細胞を患部に、

どうデリバリーするのか…という課題もあり。 

現在はシート状にして貼りつけたり、

キューブ上にして患部に埋め込んだりしている様です。

方や「幹細胞」は自ら血流に乗り移動し、

患部を補修しながら増殖する細胞なのだとか。

自ら補修箇所を発見し修復してくれる細胞なのだそうですよ。

 

 ついつい、期待してしまいますが…。

 

 

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