昨日のあさイチで〈ロングセラー本の秘密〉と言う面白い企画を放送していました。
いまも読み継がれているロングセラー本とは
〈君たちはどう生きるか〉
〈窓際のトットちゃん〉
〈ハリーポッター〉
〈チーズはどこへ消えた?〉
などなど、読んだことはないけれど小耳にはさんだ本ばかり
その中で〈アルジャーノンに花束を〉と〈ソフィーの世界〉が番組で取り上げられていました。
アルジャーノン、、、の大まかなあらすじは
知的障害があるチャーリーが開発されたばかりの脳手術を受けて数ヶ月でIQ185の知能を持つ天才になるけれど
高い知能に反して感情が幼いままのチャーリーが
今までに味わったことのない孤独感を味わう、、そして、開発されたばかりのその手術には欠陥があり
チャーリーは次第に得た知能を失っていく、と言った内容。
なかなか辛いシビアな内容の本です。
私は読んだことがないので安易には言えませんが
一人の人間として、チャーリーが味わう幸せ、悲しみ、孤独感、最後に得たものが素晴らしいストーリーと共に
味わ会える本なのかな、と思いました。
そしてソフィーの世界
あらすじはウィキペディアからのコピペです。
主人公のソフィーはごく普通の14歳の少女。
しかし、ある日「あなたはだれ?」「世界はどこからきた?」という内容の不思議な手紙を受け取る。
この手紙を受け取ってから、ソフィーはこの問いに答えるべく
謎の人物から送られてくる手紙に書かれた哲学の講義を受けることになる。
私は誰?世界はどこから来たの?
特に十代のころはそんなことを考えがち
哲学と聞くと難しそうですが、この本は哲学入門編としては素晴らしい内容だそうです。
昔、Eテレで放送していた〈世界の哲学者の人生相談〉
あれは、なかなか面白いしためになる番組でした。
室長の高田純次さんが最高に良かった。
ふざけてるのかと思えば真剣、真剣かと思えばふざけてる
人生の真実をおっしゃっていたように思えました。
ベストセラーの本を見ていると、みんなどう生きていけばいいのか試行錯誤していて
その答えのヒントを知りたい、と思っているのかもしれないと思いました。
(追記)因みに私だけのロングセラーと言うか、何度読んでも面白い本は
〈不機嫌な恋人〉田辺聖子さん著
王朝を舞台にした恋の物語ですが
生き生きと軽やかに生きていた少将が、真実の恋を知ってそれらを失っていく、と少々苦みのあるラストが素晴らしい小説。
小侍従のまとう着物や小物、香りなどの描写も美しくその世界が堪能出来ます。