明日一緒にランチをする約束をした知人から、この前会った時に自分の子供の仲が悪いことについて相談を受けました。
兄弟の仲について長年研究(?冗談です)してきた私は、あ~、と思いました。
多分、お母さんが兄弟げんかしたときにどっちかを叱ってどっちかを庇った、と言う事が原因だと思いました。
兄弟の仲が悪い事のほとんどは、親が二人を平等に扱ってこなかったことが原因だと思っています。
私も父親が弟を溺愛していてどれだけ差別されたことやら
しかし母が二人を平等に深く愛してくれたので、今も私と弟は仲がいいですが
もしこれが母親まで弟を溺愛していたらきっと私の心の傷はもっと深く、弟とは絶縁していたかもしれません。
自分が子供を育てるときにいくつか育児書を読みました。
その中で繰り返し読んだ本『子供の基地はお母さん』平井信義著
の中に、兄弟げんかについて書いてある項目があって、私はそれを参考にして兄弟げんかを絶対に裁かないようにしました。
たった2~3歳違っただけで、それも自分への愛情を横取りするような新しい兄弟が生まれた途端
「お兄ちゃん(お姉ちゃん)でしょ、がまんしなさい。」と言われた日には上の子供はたまったものではないのではないでしょうか。
平井先生は、
「兄弟げんかを裁くことは絶対にしてはなりません。それは裁くことが出来ないからです。
それは何故でしょう?お母さんが裁けば、どっちかを悪い子にしてしまいその子供の心に傷を残してしまうからです。
多くは、上の子供に対して、大きいのにと言う理由で〈悪い子〉のレッテルを貼ってしまいます。
そのような子供は下の子を敵視するようになります。」と、おっしゃっています。
まだ文章は続きますが、割愛します。
それを読んで自分も同じような経験がある私は、自分の子供は絶対に平等に育てようと固く決意しました。
ですので、子供間の呼び方からお兄ちゃんお姉ちゃんと言う言葉は使わないようにしました。
全員呼び捨て
今でも、お互いを○○と呼び捨てで呼んでいます。
そして、子供たちが喧嘩をしていたら、いい加減にやめなさい!
と大声で叫ぶだけ。
たまには仲裁することもあったと思いますが、裁かないようにとても気を付けました。
今の所、3人、仲は良いようです、これからの事は分かりませんけどね。
それにしても私の周りに兄弟仲が悪いと言う人たちは結構たくさんいます。
親の勝手な育て方で、辛い思いを抱いているお子さん達を思うと私まで悲しくなります、つい自分の事を思い出してしまって。
でも、そうそう兄弟を差別して育てたでしょう?などと他人に言えるわけもなく、遠回しにちょっとあれこれ言ったりしますが
難しいです。
さて、明日会う知人は何とか兄弟の仲が良くなって欲しいと願っているようなので
まだ手元に置いている上記の育児本を貸して差し上げようか、と思っていますが
そんな事をしたら、きっと彼女のプライドはズタズタ
怒るかもですね。
そこまでするのか、放って置くのか、悩んでいます。
でも、もし素直に自分が間違っていたと反省しお兄ちゃん(の方を叱っていたらしい)に謝罪の気持ちで接したら
少しは変わるのではないかなぁ、と思いますが、、、
お節介でしょうかね?
私が子育てしたころに読んでいたんですから、40年近く前の本ですが、まだアマゾンで扱っていました→こちら
子育てについて素晴らしいことがたくさん書かれています。
私が実践出来たのはほんの一部でしたが、いつも心掛けていたことはいました(~_~;)
(すごく前の本なので、今現在すべてが参考になるかどうかは分かりません。いいとこ取りがいいかもです。)