『フランス近代絵画と珠玉のラリック展』の展示が明日までだったので、
本日午後から、取り敢えず夫の了承を取って(いいと言うのは分かっていたけど)
小磯記念美術館へ行ってきた。
行くと決めても、近頃は何を着ていくか決めるのに時間がかかる。
とっかえひっかえあれこれ試着。
1人で行くときも納得のいくおしゃれをしたい。
美術館に一人で行くのにも慣れた。
パッと思い付いたら何も気にせずさっと行けるのは楽だ、展示会の感想を言い合えたりはしないけれど、
ブログに友達に言うみたいに書けちゃうのでブログを読んでくださっている皆さんは、会ったことのない会う事のない友達です。
そのうち一人で一泊旅行くらい行けるようになれたらいいなぁと思っている。
さて、『フランス近代絵画と珠玉のラリック展』は、自然との対話を大切にしたバルビゾン派のミレーやコローからレアリスム絵画のクールベ、印象派のドガ、ルノワール、ドラン
エコールド.パリのユトリロ、藤田嗣治などなど他多数の作品展示
そして、アールデコを代表するガラス工芸家ラリックの作品展示
小磯良平の作品展示、小磯良平のアトリエ解説(中庭に小磯良平の使っていたアトリエが設置されています)も聞いてと、すごく盛沢山だった。
パンフレットから一部抜粋して展示内容を↓
「開館25周年を記念してユニマットコレクションによるフランス近代美術展を開催いたします。
本展は、現在、オフィスコーヒーや介護、リゾートなどの事業を幅広く展開しているユニマットグループの創業者、高橋洋二氏が、
長年にわたって収集してこられた西洋美術品の中から、選りすぐった精華を紹介するものです。
バルビゾン派のミレーやコロー、19世紀のサロンで活躍したエンネル、レアリスム絵画のクールベ、
そして印象派のドガ、ルノワール、フォーヴィスムのドラン、デュフィ、
エコール・ド・パリのユトリロ、モディリアーニ、藤田嗣治まで、
伝統と革新がめまぐるしくせめぎ合った19世紀の美術の流れを追いながら、
それぞれの時代を代表する画家たちの優品を展観します。
本展では、同コレクションからアール・デコを代表する工芸家、ルネ・ラリックのガラス作品もあわせて展示します。
小磯良平は印象派の画家の中では特にドガのパステル画や素描に強く魅かれていました。
本展に置いてフランス近代絵画の巨匠たちの作品が、一堂に並ぶことによって
西洋美術の伝統を継承し、日本人の洋画を探求し続けた不世出の画家、小磯良平の画業が一層明瞭になるものと考えています。」
う~ん、お腹いっぱい!
たくさん見過ぎて少々疲れました。
以下道中の写真と購入した絵ハガキをどうぞ
阪神魚崎駅から六甲ライナーに乗ってアイランド北口まで行った。
海が見えたので六甲ライナーの中から写真を撮った。
曇っていたので写真が暗い、これが小磯記念美術館
ここを除いて写真はすべて×
ルノワールの『花束』1877年、実物はもちろんもっと素敵だった。
ルノワールは、若いころは陶器の絵付けの仕事をしていたそうです。
大好きなデュフィ『ルーディネスコ夫人の肖像』1934年
ラリック『立像〈スザンヌ〉』1925年
オパルセントガラスが使用されています、乳白色でとても美しかった。(
オパルセントガラスについての簡単な説明サイト)
スザンヌは、ヘブライ語でユリを指します、ラリックはユリが大好きで娘にもスザンヌと名付けたそうです。
『立像〈笛奏者〉』1919年オパルセントガラス
私が美しいと思った花瓶のハガキは売っていなかったので、画像をお借りしました。↓
『花瓶〈蝶〉』1936年 無色ガラスにパチネという手法で色が付けてあります。
回りに配された蝶が、本当に飛んでいるかのように美しく幻想的だった。
『花瓶〈バッカスの巫女達〉』1927年オパルセントガラス
小磯良平『踊り子』1940年頃
ドガ『4人の踊り子たち』1892年から1895年 紙、パステル(画像をお借りしました。)
小磯良平『夫人像』八千草薫さんがモデルだそう1956年
小磯良平『二人の少女』1946年
この二人の少女は、小磯良平の娘たち。
自分の絵はあまり褒めない方だったそうですが、この絵は良く描けていると言っていたそうです。
この絵と自分の妻を描いた絵は、終生どこにもやらず手元に置いていたと言う事です。
帰りにこのぶちゃ可愛い猫に会った、近くによっても逃げもせず、可愛かった
もっと、小磯良平のことについても調べて書きたいのですが、力尽きたので今日はこれにて<(_ _)>
ここの所、珍しく美術館巡りをしていますが、今年は後一件伊丹美術館で絵本作家の
林明子さんの原画展を見てきます。
京都の友達と久しぶりにおしゃべりしながら行ってきます。
デュフィ展を見に行った時の感想は
こちら
林明子さんについての記事は
こちら