何必館の館長さんは、北大路魯山人のこともお好きなようで地下一階にて作品を展示されていました。
初めて?かもしれない魯山人の陶器は、広々として骨太、そして強い意思を感じました。
花器は、花を生ければより映えるし
皿や小鉢は、食べ物を入れれば一体となって美しくまた食欲がわく。
魅力的でいつまでも観ていたい気持ちになりました。
館長さんが、 「私は、魯山人を身近に置き、使うことに長年心を砕いてきた。」と書いてはりましたが、すごい!
そんなことが出来る人は、滅多にいないのではないでしょうか?
山口薫と魯山人をみて満足し、絵はがきを15枚ほど買い何必館を出てランチする為に祇園へ向かいました。
桃庭祇園本店(上品な中華料理)で、1900円の(+300円で点心をつけて)ランチを食べ
建仁寺へ。
建仁寺は、京都最古の禅寺で、
賑やかな祇園のそばにあるとは思われないくらい
静かで趣のあるお寺です。
拝観料を払い中に入ると
まず、風神雷神図屏風のレプリカを見ることができます。
本堂の前庭は、いわゆる枯山水でしょうか
ゆったりとしたとても落ち着くお庭です。
暖かい時期であれば、のんびり座って雰囲気にひたりたい所でした。
境内にある茶室(東陽坊)も興味深かったです。
豊臣秀吉が催した北野大茶会で千利休の高弟が担当した副席だそうです。
にじり口から中を覗くと
とても狭くて質素で寂びれた様子(千利休は、そういう茶室を好んでいたようです。数ヶ月前に読んだ『
利休にたずねよ』は、利休と豊臣秀吉との確執が主題ですが、利休の茶道へのあくなき探求についても書かれていてそれもあって興味深かったです)
とにかく、ここで茶会が催されていたかと思うと
感じるものがありました。
そして、法堂の天井絵、小泉淳作筆双竜図は、迫力満点でした。
他にも素晴らしい建物やお庭、襖絵など
見るべきものがたくさんありました。
写真を撮っても良いのもお得感あり。。
お寺を後にし
喉が乾いたので、
ほそつじいへえTeahouseで、大きなパンケーキとムレスナティー(白桃とアールグレイ)をいただきました。
お値段1575円(高い!)のパンケーキは、かなりのボリュウム、二人で半分こでも十分でしたよ。
久しぶりの休日を満喫し
また明日からがんばれる♪と思ったのでありました。
家に帰って、夫に北大路魯山人の陶器がよかった!と報告したら
夫が魯山人は、プロデューサーで、
各地の陶芸の名工にこういう風に作ってくれと注文して作らせていたのだ
と、言うのです。
そんなこともあるんですかね。
各地の名工は、それでよかったんでしょうか?