木曜日のお稽古の時のこと
映画好きな生徒さんが来られていたので、映画の話になりました。
私「昔は入れ替えなんかなかったから、一度映画館に入ったら
3回くらい同じ映画を見たりしてたわ。」
Kさん「へー、そうだったんですか」
私「でも、あれやね、昔見た映画を今見てみてやっぱり良かった!とはならへんね。
〈卒業〉もこの前テレビで見たけどそうでもなかったわ。」
Mさん「あのダスティ.ホフマンの?」
私「そうそう。
ダスティホフマンがキャサリンロスを(役名が出てこない(^-^;)追いかけまわすんだけど
今見たら、ほとんどストーカーよね、ダスティホフマン。
若い頃は、しつこく追いかけられるくらい愛されたい、とか思ってたのかなぁ。」
皆さん頷く「なるほど」
私「それにね、ダスティホフマン(役名はベンジャミン)は、キャサリンロス(役名はエレーヌ)と知り合う前に
キャサリンロス(エレーヌ)のお母さん(ミセス.ロビンソン)と不倫してたのよ。
それが分かってキャサリンロスはダスティホフマンを振ったのよ。
考えたらびっくりよね、それでも最後には、一緒に逃げたんだもんね。
やっぱりキャサリンロス(エレーヌ)はダスティホフマン(ベンジャミン)のことを愛してたのかなー」
皆さん「えーっ!お母さんと不倫!」
Gさん「その映画も昔3回見たんですか?」
私「はい。」
いやいや違うなんか違う
ただストーリーを追うとそんな話になってしまうけれど
あの映画の魅力はそんなところにあるんじゃない
素晴らしいサイモンとガーファンクルの映画音楽や斬新なカメラワーク
アンバンクロフトやダスティホフマンの繊細な演技が本当に素晴らしく
映画全体が魅力的なんだった。
映画好きの私としたことが、名作を身も蓋もない話で貶めてしまって、、、
後悔したのでありました。
「でも、映画音楽やカメラワークは素晴らしかったのよ」ともごもご言ったけど
後の祭りだったかもしれません(^-^;
式場から逃げる二人
若い頃は、このシーンがとてもロマンティックに思えました。
スカボロフェア、本当に名曲だ。
音楽の素晴らしさがこの映画の魅力の半分は占めていると思います。