奈良散策 第107弾
5月30日の散歩は「トンボの日」と称して、トンボを中心に撮影することにしました。こうして目標を立てると、自然とトンボを探す目に変わるので、普段は見つられなかった種も見つかるようになります。この朝だけで、奈良で写したトンボが2種増えました。訂正です。前回、「朝の散歩」と題したのですが、実は、午後1時ごろに行った散歩でした。「午後の散歩」と訂正しておきました。
トンボを探すとなると、イトトンボを見つけないといけません。そう思って、養魚池の縁に座って、広い養魚池をずっと眺めてみました。結構、イトトンボが飛んでいます。近くの藻(今度ブログに載せますが、この藻はエビモでイトトンボが捕まっているのが花です)に止まって産卵している個体がいくつか見られます。単独で産卵している個体、♂と連結して産卵しているものもいます。このイトトンボは色がはっきりしないのですが、たぶん、
アオモンイトトンボ♀異色型だろうと思います。
こちらは前肩条に淡色部が見えているので、
この間調べたムスジイトトンボのつがいだと思います。
これもたぶん、
アオモンイトトンボ。望遠で撮っているので、いまいちはっきり撮れません。
隣の養魚池に行ったら、こちらは近くに止まっていました。腹部末端に尾毛らしきものが見えるので、
アオモンイトトンボ♀同色型ではないかと思います。
これは用水路に止まっていました。ちょうどいい具合に翅を広げてくれました。腹部第1節が暗色ではないことが分かります。たぶん、
アオモンイトトンボ♀異色型だろうと思います。
「トンボの日」なので、
シオカラトンボも撮っておきました。
そして、これは
コフキトンボです。
もう帰ろうかと思って、最後の養魚池を見たら、何やら赤いトンボが止まっています。この間から、赤いトンボが飛んでいるのは気が付いたのですが、
ショウジョウトンボかどうか決めかねていました。やっと写真が撮れました。
これも同じ養魚池にいたのですが、腹部第8、9節全体が青くなっています。さらに、第1側縫線部背側斑紋の先端がやや太くなっている気がします。全体の雰囲気から何となくクロイトトンボに似ている感じです(クロイトトンボについては後日近くで撮影することができました)。ということで、この日だけで、結構、収穫がありました。
雑談)先日、家族と大和民俗公園に行ったら、そのときミスジチョウらしきチョウがモミジに来ていました。翅の先が辛うじて撮れた状態だったので、梅雨の晴れ間を縫って、その後2度続けて大和民俗公園に行きました。家から車で10分か15分の距離なので、気楽に行けます。残念ながら、ミスジチョウについてはその後見つからなかったのですが、トンボではオオシオカラトンボ、それに、地上を旋回しているのはたぶん、サラサヤンマ。それに池を飛び回っていたクロスジギンヤンマ。ヤンマの写真はいずれもぼけぼけの状態ですが、ともかくこの3種が増えました。チョウではヒオドシチョウ、ツマグロヒョウモン、メスグロヒョウモンの3種が増えました。ということで、これでチョウは22種、トンボは13種になりました。ほかにトンボはサナエを見つけたのですが、カメラを構えたら逃げられてしまいました。目標はチョウ30種、トンボ15種だったので、もうすぐ目標に達しそうです。それに引き換え鳥はなかなか増えません。エナガ、シジュウカラ、ホオジロ、コゲラあたりはいるのですが、鳴き声が聞こえても木が生い茂っていて、なかなか正体が分かりません。ということで、鳥の種類数は進んでいません。