奈良のむし探検

奈良に引っ越しました。これまでの「廊下のむし探検」に倣って「奈良のむし探検」としましたが、動物・植物なんでも調べます。

朝の散歩 アオモンイトトンボなど

2021-06-04 20:57:38 | 奈良散策
奈良散策 第109弾


また、写真が溜まってきたので、雨で外に出られないうちに片づけてしまいます。5月31日朝の散歩のときに撮った写真です。



最初はため池の脇に咲いていたコスモスです。今頃?と思って撮りました。



ネコがたくさんいるので、ついでに撮っておきます。そのうち、図鑑でも作ろうかな。





これはマツバゼリ。畑に水が張られたので、背景がなくなりよく分かるようになりました。





養魚池に藻が生えているので写しました。





何やらたくさん突き出しているのが花のようです。これはヒルムシロ科のエビモで、白いのは雄蕊みたいです。



この近くにアオモンイトトンボがいたので、ついつい写してしまいました。これは♂。







これはカップル。♀は同色型です。







そして、これも♂。





コガネグモがいました。隠れ帯のあるものとないものがいますね。







アルストメリアに来ていたナミアゲハです。



コシアキトンボはちょっと日陰になった用水路脇で何匹か飛び回っていました。



オオアブノメが生えている養魚池でアオモンイトトンボがいました。







そして、そのオオアブノメです。花を写そうと思っているので、なかなかうまく開いているのがありません。

午後の散歩 オオアブノメほか

2021-06-04 09:36:38 | 奈良のむし探検
奈良散策 第108弾


5月30日の午後に「トンボの日」と称してトンボを撮りまくったのですが、その時についでに撮った写真も出しておきます。



これはたぶん、アサヒエビグモ





これはヤサイゾウムシかな。(追記2021/06/06:立西さんから、「ゾウムシですが,ハスジカツオゾウムシではないかと思います。」というコメントをいただきました。ヤサイゾウムシは違和感があったので、やはり違っていましたか。ハスジカツオゾウムシ、「日本産ゾウムシデーターベース」の標本写真も暗くてよく分かりません。保育社の図鑑を見るとハスジゾウムシというのもいるようですが、ハスジカツオゾウムシの上翅端が三角状というのが決め手になりそうです。どうも有難うございました



これはスゲドクガかなと思っている幼虫です。この時はたくさんいたのですが、昨日探しても一匹も見当たりません。地面に潜って蛹になったのかなぁ。(追記2021/06/06:ささきさんから、「スゲドクガはどちらかというと北方系の蛾なので、奈良あたりならスゲオオドクガLaelia giganteaかもしれません。ドクガの仲間は蛹化のときに土に潜らないと思います。食草の葉や茎に繭を作ってないですか?」というコメントをいただきました。成虫は大きさと翅の幅の違いぐらいでなかなか見分けるのが大変そうです。幼虫については文献がなくて分かりません。発生は両種とも5~6月、8~9月。今度、成虫を見つけて調べてみます。確かに、「原色日本蛾類幼虫図鑑」には蛹化のときに土中には入らないと書かれています。どうも有難うございました。大変勉強になりました



それにナナホシテントウ



また、ヤサイゾウムシ。(追記2021/06/06:上記の通り、ハスジカツオゾウムシだと思われます





ルリシジミがやっと撮れました。これは♀。この辺り、ヤマトシジミばかりで、ツバメシジミもまだ見つかっていません。





水を張った養魚池にいっぱい生えていて、この間から気になっていました。





この日見たら花が咲いていました。これを手掛かりに探してみると、どうやら、オオバコ科のオオアブノメのようです。レッドデータで調べると、絶滅危惧II類に指定されていました。近畿地方だけを見ても、奈良県以外は絶滅危惧I類か絶滅種になっています。本当かな。





これはビワです。実がいっぱいなっています。

午後の散歩 「トンボの日」2

2021-06-04 07:45:34 | 奈良散策
奈良散策 第107弾


5月30日の散歩は「トンボの日」と称して、トンボを中心に撮影することにしました。こうして目標を立てると、自然とトンボを探す目に変わるので、普段は見つられなかった種も見つかるようになります。この朝だけで、奈良で写したトンボが2種増えました。訂正です。前回、「朝の散歩」と題したのですが、実は、午後1時ごろに行った散歩でした。「午後の散歩」と訂正しておきました。







トンボを探すとなると、イトトンボを見つけないといけません。そう思って、養魚池の縁に座って、広い養魚池をずっと眺めてみました。結構、イトトンボが飛んでいます。近くの藻(今度ブログに載せますが、この藻はエビモでイトトンボが捕まっているのが花です)に止まって産卵している個体がいくつか見られます。単独で産卵している個体、♂と連結して産卵しているものもいます。このイトトンボは色がはっきりしないのですが、たぶん、アオモンイトトンボ♀異色型だろうと思います。







こちらは前肩条に淡色部が見えているので、この間調べたムスジイトトンボのつがいだと思います。



これもたぶん、アオモンイトトンボ。望遠で撮っているので、いまいちはっきり撮れません。





隣の養魚池に行ったら、こちらは近くに止まっていました。腹部末端に尾毛らしきものが見えるので、アオモンイトトンボ♀同色型ではないかと思います。





これは用水路に止まっていました。ちょうどいい具合に翅を広げてくれました。腹部第1節が暗色ではないことが分かります。たぶん、アオモンイトトンボ♀異色型だろうと思います。



「トンボの日」なので、シオカラトンボも撮っておきました。



そして、これはコフキトンボです。





もう帰ろうかと思って、最後の養魚池を見たら、何やら赤いトンボが止まっています。この間から、赤いトンボが飛んでいるのは気が付いたのですが、ショウジョウトンボかどうか決めかねていました。やっと写真が撮れました。



これも同じ養魚池にいたのですが、腹部第8、9節全体が青くなっています。さらに、第1側縫線部背側斑紋の先端がやや太くなっている気がします。全体の雰囲気から何となくクロイトトンボに似ている感じです(クロイトトンボについては後日近くで撮影することができました)。ということで、この日だけで、結構、収穫がありました。

雑談)先日、家族と大和民俗公園に行ったら、そのときミスジチョウらしきチョウがモミジに来ていました。翅の先が辛うじて撮れた状態だったので、梅雨の晴れ間を縫って、その後2度続けて大和民俗公園に行きました。家から車で10分か15分の距離なので、気楽に行けます。残念ながら、ミスジチョウについてはその後見つからなかったのですが、トンボではオオシオカラトンボ、それに、地上を旋回しているのはたぶん、サラサヤンマ。それに池を飛び回っていたクロスジギンヤンマ。ヤンマの写真はいずれもぼけぼけの状態ですが、ともかくこの3種が増えました。チョウではヒオドシチョウ、ツマグロヒョウモン、メスグロヒョウモンの3種が増えました。ということで、これでチョウは22種、トンボは13種になりました。ほかにトンボはサナエを見つけたのですが、カメラを構えたら逃げられてしまいました。目標はチョウ30種、トンボ15種だったので、もうすぐ目標に達しそうです。それに引き換え鳥はなかなか増えません。エナガ、シジュウカラ、ホオジロ、コゲラあたりはいるのですが、鳴き声が聞こえても木が生い茂っていて、なかなか正体が分かりません。ということで、鳥の種類数は進んでいません。