奈良散策 第159弾
7月22日朝の散歩の続きです。この日写したのはトンボが多かったですね。
最初はアオモンイトトンボ。
それからウチワヤンマ。
後日、花弁が互いに離れた株が見つかったので、花弁の重なっているこの株はメマツヨイグサということにしておきます。
そして、シオカラトンボ。
この日もイタチがいました。チョウセンイタチかどうか分かりませんが。
この間、Meganeuraさんに教えていただいたタイワンウチワヤンマがこの日もいました。上のウチワヤンマと比べるとよく分かるのですが、タイワンウチワヤンマはうちわ状突起が全体に黒く、腿節も黒いのが特徴です。一方、ウチワヤンマはうちわ状突起に黄斑があり、腿節にも黄斑があります。
これはタマガヤツリだと思います。
コモリグモの仲間だろうと思いますが、よく分かりません。
これはホテイアオイ。
葉に鋸歯があるので、これはアメリカアゼナだと思います。
雑談)今日は先日見つけた、キンエノコロにしては穂が長く、やや垂れ下がり気味のイネ科の植物を調べてみました。長田氏の「日本イネ科植物図譜」によると、アキノエノコロもやや紫紅色を帯びると書かれていたのですが、小穂の基部にある刺毛の数がまったく違っていました。アキノエノコロは2本程度なのですが、今回調べたものは8本。また、第1包頴と第2包頴の長さが小穂の1/3と1/2程度なので、第2包頴が小穂とほぼ同じのエノコログサとも異なります。この意味でほぼキンエノコロの特徴と合うのですが、刺毛を除いた穂の幅が5-6mmと細いので、コツブキンエノコロではないかと思っています。穂が細いので、垂れ下がるのでしょうね。イネ科もじっくりと調べていくと何となく分かっていくようです。詳しくはまた今度載せます。
ご指摘の後、ウチワヤンマがいるたびに写していたらやっと見つかり、うまい具合にほぼ同じ角度で撮れました。ご指摘いただかなかったら、ずっとウチワヤンマだと思っていたと思います。どうも有難うございました。