奈良のむし探検

奈良に引っ越しました。これまでの「廊下のむし探検」に倣って「奈良のむし探検」としましたが、動物・植物なんでも調べます。

早朝の散歩 ニュウナイスズメとか

2022-12-16 20:54:56 | 奈良散策
奈良散策 第660弾


今朝は空一面黒雲があって、散歩に行こうかどうか迷ったのですが、もともと写真を撮るための散歩ではなく、健康維持のための散歩だったので、出かけることにしました。でも、かなり寒い朝でした。



休耕田に生えていた草には霜がいっぱい降りていました。



遠くにある鉄塔を見ると、高圧線にいっぱい鳥が止まっています。相変わらず、ニュウナイスズメがいるようです。





別の高圧線に少数の鳥が止まっていました。これはカワラヒワでした。





先ほどのニュウナイスズメのいる鉄塔に近づいてみました。今日も相当に数がいっぱいいます。写真から数えてみました。403羽いました。



いっぱいはいるのですが、どれを撮ればよいのやら。



よく見ると、中にアトリが混じっていました。





でも、だいたいはニュウナイみたいです。



餌をついばんでいるところも撮ってみました。中にスズメが混じっていました。





今日は日が当たらないので、暗くて写真はどうもうまく撮れません。それで、佐保川土手に上がってみました。クサシギがいたのですが、やはり写真はうまく撮れません。



最後にツグミも写しておきました。

早朝の散歩 夜明けと氷とノスリ

2022-12-15 20:35:33 | 奈良散策
奈良散策 第659弾


今日(12月15日)の早朝の散歩のときに撮った写真です。この日の朝は氷点下。本当に寒い朝でした。



出かけたのは7時ちょっと前。東の空が少し明るくなっていました。





金魚池は薄い氷で覆われていました。







東の空がだんだん赤くなってきました。まるで山が燃えているようです。





いつもの水を抜いたため池に着いたのは7時15分頃で、そのころにはもう陽は上っていました。でも、少し上にある雲にまた隠されてしまいました。



その雲から少し顔を出し始めました。





水を抜いたため池にはダイサギが3羽いました。





手前にはハクセキレイも。でも、まだ陽が当たらないので、暗い感じです。



すると、そこにアオサギがやってきました。







ダイサギが飛び上がりました。慌てて撮ったので、カメラの設定を変える暇がありませんでした。



ため池を離れて歩いていてら、だいぶ離れたところにある電柱のてっぺんにノスリが止まりました。







近づくと逃げるかもと思ったのですが、少しずつ近づきながら撮りました。



だいぶ近づいたところで、やはり逃げてしまいました。



金魚池に置かれた竹簀(たけす)が氷ったためか倒れていました。



金魚は氷の下を泳いでいます。





金魚池に張った氷を逆光で撮ってみました。





ついでにヒメガマを逆光で撮ってみました。

早朝の散歩 月と鳥

2022-12-14 20:45:13 | 奈良散策
奈良散策 第658弾


12月12日早朝の散歩のときに撮った写真です。日の出が7時ごろなので、最近は7時ごろに家を出ることにしています。





家を出て、ふと空を見ると、西側に月が見えていました。







この日も何もいないだろうなと思いながら、いつもの水を抜いたため池に行ってみたら、チドリが一羽来ていました。まだ、陽が当たっていないので、暗いのですが、たぶん、イカルチドリだろうと思います。



木の上にはモズがいました。こんな風に陽が当たっていると綺麗に写るのですが。





電柱の上にはアオサギがいました。







あまりに何もいないので、ダイサギが飛んでいたので撮ってみました。以前は飛ぶ鳥を撮るのに苦労していたのですが、飛ぶ鳥用の設定を登録したので、最近はまあまあ撮れるようになりました。







別のため池にはキンクロハジロがいました。この日はこんなものでした。

雑談)明日から春日若宮おん祭が開かれます。15日は大宿所詣という行列と御湯立、大宿所祭が開かれ、16日は宵宮詣と宵宮祭、17日はお渡り式、南大門交名の儀、松の下式、お旅所祭、流鏑馬などが開かれます。奈良最大のお祭りだというので一度見に行こうと思っています。その下調べとして、今日は本やら論文やらを少し読んでみました。明日は暖かいといいのですが。

春日若宮おん祭の下見2

2022-12-13 20:29:46 | 神社・寺・古墳など
奈良散策 第657弾


12月15日から18日まで「春日若宮おん祭」が開かれます。今年、初めて見物するので、12月8日に場所の確認も兼ねて下見に行きました。この日はまず最初に餅飯殿センター街にある大宿所(おおしゅくしょ)に行き、その後、「春日若宮おん祭」の展示をしている奈良市史料保存館に行きました。今回はその続きで、ここから一之鳥居を通ってお旅所(おたびしょ)に行きました。



歩き始めてすぐにこんな小さな祠を見つけました。



由緒を見ると、桓武天皇の第一皇子であった平城天皇の御代に元興寺(がんごうじ)境内に建てられたもののようです。その後、火災にあい、こんな小さな祠だけが残ったようです。



「今御門」と書かれた建物がありました。ここも元興寺北門にあたる場所だということです。元興寺は相当に広かったようです。



そして、猿沢の池に到着しました。



ここから三条通りを一之鳥居に向かいました。まだ、紅葉が綺麗でした。





ここにも説明が書かれているので、ちょっと覗いてみました。興福寺菩提院大御堂(十三鐘)で、鐘楼のようです。



その入り口にこんな木標がありました。「傳説三作石子詰之旧跡」の文字があります。「奈良まちあるき風景紀行」を見ると、「三作」という子供が文鎮を鹿に当て、鹿を死なせてしまったので、穴に埋められ死罪になったという悲しい伝説のようです。後に、近松門左衛門が浄瑠璃「十三鐘」の題材に使ったということです。





これは菊水楼という料理屋ですが、建物が登録有形文化財になっています。



そして、ようやく一之鳥居に着きました。まだ、大榊(今はナギの木)はあるかなと思って見ていたら、





ちょうど取り外す作業をしていました。





一之鳥居をくぐると参道の両側に竹で柵が造られていました。入り口付近には見物客用の観覧席も造られています。



この場所はちょうど「影向の松」があるところで、ここで、芸能集団が芸を披露する「松の下式」が開かれるところでした。





お旅所では着々と準備が進んでいました。奥の立派な建物はお旅所の仮御殿で17日未明に若宮の神様が入御される場所です。





この仮御殿の前の広場が芝舞台で、ここで巫女神楽、東遊、田楽、舞、猿楽、舞楽が夜10時半ごろまで開かれます。





おん祭の行列の参加者はそれぞれ指定の場所に座ることになるようです。



芝舞台を見学するための桟敷席も準備されていました。



その横に今年の看板が置かれていたのですが、5,500円もするのですね。





お旅所を離れて、奈良国立博物館の横を抜けて通りに出ました。その途中でムクロジと書かれた木がありました。幹の途中から竹が生えているようです。

春日若宮おん祭の下見

2022-12-12 21:09:31 | 神社・寺・古墳など
奈良散策 第656弾


今月の15日から18日にかけて、奈良県最大の祭りである「春日若宮おん祭」が開かれます。15日には餅飯殿(もちいどの)センター街に面した大宿所で湯立て神事と大宿所祭が開かれます。16日には宵宮祭、17日は若宮の神が御旅所に移動する遷幸の儀や御旅所に向かう行列、芸能集団による芸の披露、そして、流鏑馬などが行われる御渡り式があります。そして、18日には奉納相撲があります。こんなに大きなお祭りがあるなんて奈良県に引っ越してくるまでまったく知りませんでした。それで、今年はじっくり見てみようと思って、8日に場所の確認を兼ねて下見に行きました。



この日は県庁の駐車場に車を止めました。そこから歩いて興福寺に向かいました。興福寺の駐車場から入ると、右に国宝館、正面に中金堂が見えます。



中には広い観光バスの駐車場がありました。奥に見えるのは中金堂です。



しばらく歩くと五重塔が見えてきました。左に見えるのは東金堂。



これは東金堂を正面から見たところです。



そして、五重塔。





中金堂の正面に南門跡がありました。ここは17日に「交名の儀」という名乗りの儀式があるところです。



南門跡から見た中金堂です。



これは鴟尾。平城京跡の朱雀門の鴟尾のようなとげとげはありません。



これは南円堂。





その正面左側にあったタチバナの木です。



南円堂から階段を降りて三条通りに出ました。途中にあった「奈良縣里程元標」です。これは何だろうと思って一応撮っておきました。家に戻ってから調べてみると、1873年に距離の起点として各府県に1カ所ずつ設けられた標識だそうです。



ここは餅飯殿センター街です。狭いのですが、15日にはここを行列が通ります。



そのセンター街に小さな入り口があるのですが、ここが大宿所の入り口です。今は閉まっていますが、おそらく15日には開いて、JR奈良駅から出発した行列がこの中に入り湯立て神事が行われるのでは思っています。



大宿所からさらに南に下がったところに奈良市史料保存館があります。今は「春日若宮おん祭」の展示があるというので寄ってみました。





奈良市史料保存館は奈良市に残る古文書や歴史的な資料を保管して展示する施設です。現在は奈良町関係や奈良奉行所の資料が展示されていました。



これは奈良奉行所の模型です。



肝心の「春日若宮おん祭」関係の展示は片隅にちょっとだけ置かれていました。



保存館の斜め向かいには「あしびや本舗」という奈良漬の店がありました。ここで、奈良漬を買って、今度は御旅所に向かいました。それは次回に回します。