明は暗と共に在る

黒木重雄 『自作を教材として用いる試み ２』

私の美術の恩師黒木先生の学術論文をいただきました。ありがとうごじます。早速読みました。今まで謎だった黒木先生の絵に対する悩みや葛藤が分かりやすく表現されていてとても興味深かったです。１も読んでみたいなぁ。
黒木先生の写実力はもの凄いと思います。それだけでも価値あるなあと思うんですけどね僕は。個人的にはいろんなものを写実してほしいです。

黒木重雄　個展案内
2010年４月19日(月)～４月24日(土)
東京都中央区京橋
art space kimura ASK?　にて

油彩之ー２

詩５２９「おおきくなあれ」

ガリガリゴリゴリザザザザザ。
ガリガリゴリゴボコ。
あ。
おとうさん。
おとうさんは。
おおきいなぁ。
ぼくも。
おおきくなったら。
おとうさんみたいに。
なれるかなぁ。
いやなれないよ。
でもがんばったら。
なれるかなぁ。
いやなれないよ。
ものすごーくがんばったら。
なれるかなぁ。
いやなれないよ。
だってきみはおけらで。
ぼくはもぐらだもの。
それにぼくはきみの。
おとうさんじゃないよ。
え。
そうなの。
でもがんばったら。
ちょっとはなれるかなぁ。
いやなれないよ。
でもぼく。
きみのことはすきだなぁ。
だっておいしそうだもの。
え。
たべるの。
いやあ。
たべないよ。
だってきみまだちいさいもの。
がんばっておおきくおなり。
うん。
がんばって。
おおきくなるよー！