
5編の短編からなる短編小説集。温泉に行く話。
吉田修一は上手いなと思った。でかいとかすごいとかじゃなくて上手い。けなしてるわけでもほめてるわけでもない。
空気を読ませるんだな。大抵中途半端な終わり方だけど、読み終わった後にちゃんと空気が残ってる。おしなべて幸せな空気じゃないけれど。けっこう好きかも。
ちなみに温泉の話だから風呂に浸かって読んでみた。なんてことなかった。
あぁ。
ああ。
うれしいな。
うれしいなぁ。
きょうというひが。
うれしいなあ。
かみさまどうも。
ありがとう。
あめふって。
ありがとう。
くろいくも。
ありがとう。
ぼくはくろ。
そうかいっしょ。
だったのか。
あめにぬれ。
くもにさけぶよ。
うれしいなぁ!
うれしいなあ!
ああ。
うれしいな。
うれしいなぁ。
きょうというひが。
うれしいなあ。
かみさまどうも。
ありがとう。
あめふって。
ありがとう。
くろいくも。
ありがとう。
ぼくはくろ。
そうかいっしょ。
だったのか。
あめにぬれ。
くもにさけぶよ。
うれしいなぁ!
うれしいなあ!