なりとろ日誌

なりとろの『考え』を色々書いていきます。 更新はクダクダです。

漆黒の怪物 フェノ―メノ!

2012年04月28日 19時52分44秒 | 競馬

青葉賞。

フェノ―メノが順当に勝ち上がってくれました。

 

メンバー的に強力なライヴァルもいない中、

単勝1番人気に推されてのレース。

オッズの2.1倍はこの馬の実績からすると、

少し見込まれ過ぎと思う人がいるだろうが、そうではない。

見ている人は見ていると言うか、

今の競馬ファンは目が肥えていると言うか。

各紙の混戦予想をあざ笑うかのように、圧倒的な支持をした。

 

レースでは、『蛯名スペシャル』が決まって、1馬身ほどの出負け。

スムーズに先手を取りたかったのに、それが出来なかった。

少し押してようやく中段の内に取りつく。

さすがにダービーTRと言う事もあり、

各馬、いいポジションを取るために1角までに足を使う。

1,000m通過地点で約61秒と言うペースにも表れている。

 

フェノ―メノはと言うと、負けた中山での2戦と同じようなポジション。

それでもこの平均ペースにはきっちり対応。

折り合いをつけながら道中は進む。

 

3角を外目からジワジワ上がって行き、

4角では先行集団の直後、射程圏に入れてコーナーリング。

直線ではすぐ内にいたエタンダールとの叩きあいになる。

フェノ―メノは気合を入れられてもなかなか反応せず、

むしろ内のエタンダールにもたれるように走っている。

エンジンが掛からないのか?

なんて思ってるうちに残り200m。

ようやく蛯名の左鞭に反応したフェノ―メノはグイと伸びる。

一完歩ごとに差を広げ、2馬身1/2 離したところがゴールだった。

蛯名の手は残り600mから動きっぱなし。

それでもエンジンがかかったら、どこまでも伸びて行くような末脚。

 

皐月賞を勝ったゴールドシップを思いだす末脚。

ここにまた一頭、ステイゴールドのダービー候補が誕生した。

 

芦毛の皐月賞馬 「白い悪魔」 がゴールドシップなら、

青鹿毛のフェノ―メノは 「漆黒の怪物」 か。

 

ダービー当日は、白黒両雄の対決が見られる。

そこにワールドエースが絡んでくる。

 

ダービーが本当に楽しみになった。

 

 

そして明日、春の天皇賞。

オルフェーヴルが5冠馬目指して走る。

いや、目指してるものはもっと遠くにあるんだけど。

 

池添J、どんなレースをするのかな。

興味はそこだけだね。

ただ、

どんな展開になっても勝つのはオルフェーヴル。

有馬記念の勝利の時に感じた事は今も胸の中にある。

あのコースで、あのメンバーで、あの展開。

あれを勝ち切れる馬は化け物だと。

ディープインパクトに出来なかった事を、オルフェーヴルはやったんだから、

既にディープインパクトは超えていると思う。

 

オルフェーヴルが本気で走れば、

あの伝説の2006年天皇賞春を超えるレースになるだろう。

 

相手はフェイトフルウォー。

良馬場で走れるのもいいし、何と言ってもこの子も黄金配合。

オルフェーヴルがレコードをマークするような展開なら、

きっとこの子のスピード&底力も生きて来る。

 

明日もステイゴールドが暴れまくる予感。

今年は間違いなくステイゴールドの年になる!!

 

コメント
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