昨夜の阪神中日戦での出来事。
2点ビハインドの6回の表、
四球と安打で無死1,2塁。
苦手とする老左投手がマウンドを降りて、
若い右投手に変わって、
いきなり迎えた大きな逆転へのチャンス。
しかし、和田監督は動かない。
新井をそのまま打席に送り、何の策も施さずに三振。
その後、今成を代打に送るも凡退。
しかし、2死だがまだチャンスは続く。
代打攻勢・関本か・・・?と思いきや。
鶴岡がそのまま打席に入り、三振。
大きなチャンスを失った。
いつもの和田采配だ。
しかし、能見には「いつも」のとは思えなかった。
逆転のチャンスが有るのに、それを諦めるかのように見過ごす消極采配。
「あぁ、和田監督は何が何でも勝つと言う気は無いんだ」
能見に、そう思わせるには十分な采配だった。
結果、六回の裏に、能見は気持ちが入らない投球内容でK.O。
その目には、虚しさと、諦めが見て取れた。
今日も。
二点差を追いついて、マートンが攻めの走塁で本塁クロスプレー。
判定はアウト(本当はセーフ、誤審)。
和田監督はベンチから出て来ない。
抗議すらしない。
何日か前に甲子園で見た、あの中畑清の猛抗議と同じ状況。
中畑はチームの勝利のために抗議に出て退場を食らった。
判定は覆らないが、それでも、解っていても、抗議に出た。
次の日に選手が燃えない訳が無い。
その甲斐あり、阪神は、次の日大洋なんかに敗れた。
和田監督はベンチから出なかった。
抗議すらしなかった。
9月失速が、毎年恒例行事になったのは、
和田監督の『覇気の無さ』によるものではないのか、とさえ思える。
自分は来季の契約もほぼ決まったから、
今年ダメならまた来年・・・・と言う気持ちなのかもしれないが、
最後まであきらめずにやって欲しい。
負けたら監督のせい。
勝てば選手の手柄。
理不尽な判定には抗議に出てチームの士気を上げ、
選手が納得出来る選手起用をし、
起用した選手の失態は、自らの責任として甘んじて受け止める。
選手を叱咤激励し、たまには肩を寄せ合い笑い合う。
そんな監督になって欲しかった。
来年も続投ですか。
今年、首位打者と打点王と最多勝に近い選手を擁しながら、
勝負どころで何も出来なかった監督が、ですか。
もう、辞めたら?
全部があなたの責任とは言いませんが、
毎年9月に失望させる体質を変えるには、それしか無いような気がするから。