なな、2年前に受けた狂犬病の抗体検査の有効期限が5月に切れます。
フィリピンには狂犬病の抗体検査ができる施設がないので、ななの病院ではオーストラリアの
検査機関に送ります。
ここは、日本の検疫も認めている検査機関。
実際に3月に猫2匹連れて帰った友達が同じ病院で抗体検査を依頼していて、無事に帰国できてます。
ななは有効期限が切れる前にまたやらなくちゃならなくて、2月に狂犬病の予防接種を受けました。
簡単に書けば1年の間に2回打って、その後に採血して抗体検査をするのですが、
2回目の狂犬病は1回目を打ってから30日以降に打ちます。
なな、昨年の4月に売ってるから、2月に打ったのが2回目でその後採血だったのだけど、
どうもドクターの解釈と私たちの解釈が違っていて、英語堪能なお友達にお願いして
通訳をしてもらったのだけど、なぜか採血の後にもう1回狂犬病の注射を打たれてしまいました。
ドクターはドクターで日本のルールだと言っています。
日本のルールが書いてある英文を読んでそう解釈したのでしょうけど、どうも違う・・・。
この日、友達が保護した猫が入院していることもあり、面会もしたかったんです。
ななの主治医が他の患者に時間を取られてることもあり、先に面会したいと言って
もらったのだけど、ここでも意思疎通がうまくいかず、面会に行ってる間にななの採血始まってた・・・。
ななはななで、私がいないところで押さえつけられ後ろ足から採血しようとしたけど、嫌がったらしく、
私が行った時には前脚から採血していて・・・。
採血が終わるとものすごく怒っていました。
私に対してシャーをしたり、唸ったり・・・。
怒ることは今までもあったけど、シャーされたりうなられたことはありませんでした。
ドクターも「ななはとても怒っている」と。
そりゃそうだ。私がいないところで嫌なことが始まったんだもん。
帰宅し、やっとのことでななは嫌なことから解放されました。
キャリーを開けて出てくるように促しましたが、ななの様子がおかしい。
ななは歩けなくなっていました。
このブログ、動画がアップできないので言葉で書きますが、下半身まひの状況。
10分ほどで少し良くなった気もするのですが、もしかして採血するときに押さえられたことで
何かあったのか、狂犬病の注射のせいで何かあったのか全く分からないし、とにかく普通じゃない。
通訳してくれたお友達も来ていたので、お友達がすぐ病院に電話してくれて、病院に戻ることに。
すぐ主治医が見てくれて、骨には異常はありませんでした。
主治医の指示で看護師さんが医療用の手袋にお湯を入れたものを持ってきて、ななの下半身に当てました。
主治医がいうには、
・狂犬病の注射でこうなることはない
・採血で押さえたからと言ってこうなる事もない。
「一時的なものだ」と。
確かに病院にいる間にまた少しずつ良くなった気はします。
友人を送って、帰宅するとヨタヨタするけど、歩けるようになっていました。
そして3時間後には玄関の扉に向かって、2本脚で立って「外に出たい」と訴えていました。
キャリーに入って遊んだりもしました。
どうやらホントに一時的なものだったようで、安心しました。
が、この日はホントに嫌だったんでしょう、
一晩中、玄関に向かって鳴いて鳴いて・・・。
疲れて眠ったかなと思っても5分くらいで目が覚めてまた鳴いて鳴いて。
翌朝も休んでは玄関前で鳴いての繰り返し。
やっと落ち着いてここで眠り始めたのがお昼前11時過ぎ。
この数時間後には場所を変えてまた眠ります。
ななには申し訳ないことをしました。
相当なストレスだったね、ごめんねなな、1人にするなんてこの国で絶対やっちゃ
いけないのに、ホントにごめんねなな(T_T)
ななの下半身が一時的にマヒした理由はわかりません。
脳に異常があると下半身が動かなくなることがあるそうです。
旦那さんの同僚さんで猫好きさんがいて、その方に動画を見せたところ、
「狂犬病の注射をするときに、ちょっと角度がずれてしまったのではないか?」と。
稀にこういうことがあるとその方は言っていたそうです。
そして同じことをうちの猫大好きメイドも言っていた・・・。
これが正しいかどうかわかりませんが、そういう可能性もあることは覚えておこうと思います。
この日から1週間後、何かを思い出したかのように粗相したなな・・・。でも1回だけです。
だからトラウマ、ストレス、なんだなこれは。
ホーリーウイークでお休みだった先週からななはくしゃみと鼻水がすごかったです。
猫風邪?と思いましたが目やには出ていなくて、いろいろ調べて病院に行くことを考えました。
が、あの日からそんなに日が経っていいないのでできれば連れて行きたくない。
食欲不振とか、他の症状が出たら連れて行かないとな、と思っていたところ、土日でちょっと様子が
おかしくなり、食欲が落ちたのと眠ってる時間がかなり長くなりました。
あとは寒かったのか毛布を掛けたらそのままもぐって寝たんです。
ななは日本にいるときから布団の上で寝ることはあっても布団にもぐることはしませんでした。
だからこれは普通ではないです。
このあとベッドから出たんですけど、この後から食欲が戻ってよく食べるようになったので
病院に行くのはまた考えることに。
昨日もやっぱり毛布を掛けて寝たなな。
くしゃみは出るけど、鼻水は止まりました。
そして食欲旺盛。
これなら病院に行かなくてもよさそうです。
今、フィリピンは毎日1万人を超える感染者数。
もし感染しても病院に入院することができない状況なので、不要不急の外出はしないように
しています。
動物病院もできることなら行かないほうがいい。
友達からは「危ないから入院してる猫の面会にも行かないで」と言われています。
こんな状況の国にいること自体どうなんだ?
ななの事を考えて、日本に帰ることも考えないわけではありません。
でも、旦那さんを1人残して帰ることはしたくない。
多分、私とななが帰ったら旦那さんはねえ・・・。私いなくても大丈夫だろうけど、
なながいないと元気が出ないはず。
ななの存在は相当大きいです。
フィリピンはしばらく落ち着くとは思えないので、とにかくななと私たちは元気で
過ごしたいと思います。