渡辺さん家

スイーツ大好き渡辺さんの時々日記

2021年の事件簿 後編

2023-03-10 22:31:10 | 日記・エッセイ・コラム

後編は老いと生死についての事件になります

苦手な方はここでログアウトしてください

2021年は主人のおばあちゃんが亡くなりました

95歳でした

戦争と終戦の時代を経験したおばあちゃんの話は興味深く

よく話をしてもらいました

戦時中、おばあちゃんは10代の娘さんであった

時々憲兵さんが学校に来たそうだ

詰襟姿に腰に差したサーベルがなんだかかっこよく見えたと乙女な発言も飛び出した(n*´ω`*n)

8月15日が誕生日のおばあちゃん

戦争終結を知らせるラジオの玉音放送は「何だかよく分からなかった」との事

「私はこの子をおんぶして子守りしたのよ」

孫である主人の話もよくしてくれました

犬たちからも大人気。栗の皮をむいているとすぐに寄ってきます

むいた栗全部犬に食べられてるよー(;・∀・)

そんなおばあちゃんの葬儀の朝 事件が起こる

黒いパンプス 下駄箱から出してみたら劣化してボロボロ(´;ω;`)

葬式あるある

靴底の裏もヒビだらけ

慌てて靴屋さんに走りました

オープンと同時に入店

足が痛くなりにくいパンプスを見つけて事なきを得ました

現在ここの靴屋さんは閉店して更地になっています

次またこんな事が起こったら駆け込むお店がありません(◎_◎;)

主人の母が「コレおもしろいよ」って貸してくれた小説

タイトルが実に衝撃的である( ゚Д゚)

内館牧子さんは高校生の時から大好きで

主人公をあっさりハッピーエンドで終わらせないところが良い

「すぐ死ぬんだから」あらすじ

老いにあらがい若々しくいようと努力を惜しまない主人公

ある日突然夫が死んでしまった

夫が死んだ後で判明した愛人と隠し子の存在

そんな存在がいるなんて微塵も感じさせなかった夫

復讐したくとも本人はもうこの世にいない状態で

主人公はどう復讐をし、けじめをつけていくのか…

3分の1ぐらいまでは「退屈な話だなー」と読んでいたのだが

夫が死んで愛人と隠し子発覚から

俄然おもしろくなって一気に読んでしまいました

老いと言えば私の身体にも ジワジワきてます

なぜかアキレス腱あたりを蚊に刺される

コレがめちゃくちゃ痒くて(´;ω;`)

うっかりかきむしったら

1年以上経過した現在も黒ずんで残っています

さらにこの肘のタルミはΣ(゚Д゚) 老い以外の何者でもないっっ

とは言え歳を重ねる事を嘆いても仕方がない

皆平等に年を取るのだ。日々を楽しもうじゃないか

という事で、ある秋の休日

地元のお祭りで演奏をさせてもらい、夕方ゴキゲンで帰宅したところ

アパートに警察車両が来てた( ゚Д゚)

警察官は隣のお宅を出入りしている

帰宅した私に「何か変わった事はありませんでしたか?」という事情聴取をしてきた

実は、ここ3日ほど隣のガス給湯器から「シュー」という音がずーっとしていて気になっていた

ガス怖いし、どこかに連絡したほうがいいのかな?と思い始めたところだったのだ

警察からは何の説明もなく事情聴取が終了し「絶対事件じゃん(◎_◎;)」て気になって仕方がなかった私は

後日、付き合いのないお隣さんの家のインターホンを押した

見たことない人が顔を出した

隣にはおじいちゃんが一人で住んでいたハズ

その人は息子さんで、息子さんによると

おじいちゃんは金曜日にお風呂場で亡くなっていたらしい

発見されたのは日曜日。ガス給湯器の音以外、何も分からなかった

ニオイも、虫も、何も

発見が早かったという事かな

おじいちゃんからは亡くなるような前触れはまったく感じられなかった

足の悪い奥様を施設かどこかに預けてからは一人暮らしだったけど

規則正しい生活を送り、週に何度か洗濯をするのだが

いつも朝の決まった時間に洗濯物を干していた

車も問題なく運転されていて、顔を見ると挨拶を交わす程度だったけど

どこか体調が悪いようには見えなかっただけに

亡くなった事には驚いた。これが孤独死というものか

後日部屋は引き払われ、長い間空き家だったが、浴室と壁紙と給湯器を総替えして

現在別の人が住んでいる

それから1年後の深夜12時30分

わが家の玄関でガチャガチャと音がする

誰かがドアを開けようとしているのだ

「コワイ( ;∀;)」

しかも鍵を差し込んでさらにガチャガチャやっている\(◎o◎)/!

「いや 誰?」

ドアの穴からそーっとのぞいてみた

玄関の外にいたのは…

つづく

 

 

 

 

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2021年の事件簿 前編

2023-03-09 22:28:28 | 日記・エッセイ・コラム

日々生きていると、大なり小なり事件が起こる

そんな2021年の事件を集めてみた

今は2023年である。2年かけて膨大な量の事件を精査してコンパクトにまとめたのでヒマつぶしに見て欲しい

ちなみに私のピアノ部屋は忙しくなってくると「のだめカンタービレ」の のだめ部屋のようになる

生ごみや「謎の茶色い汁」がないだけマシだと思っている

スーパーに行くと時々遭遇する車

ほかの買い物客に だいたい3度見される

ボディが極端に汚れているのだ

驚くことに運転席以外のシートには新車の時にかけられていたビニールがそのままになっている

車の持ち主さんは 何度かお見かけしているので

数週間この車を見ない日が続くと「あの人お元気かな?」と気になるようになった

昆虫食に悲鳴を上げる人もいるが

私はイナゴが大好きだ

田舎のスーパーにはイナゴの佃煮を売っているところもある

コレはちょっと砂糖が多すぎて 口の中がクワンクワンになったのだが

それでもパリパリと食べ進めていると

入れ物の中にイナゴの足が残って

軽くバラバラ事件のような状態になる

ある日 会社の昼休み

30分早くデスクに戻って13時までのんびり過ごそうと思っていたのに

机の上にお湯をぶちまけてしまい30分掃除に費やしてしまった

会社ではウォーターサーバーから注ぐお湯を常飲しているので

書類の被害は最小限で済んだのが不幸中の幸いだ

ところ変わり、ここは名古屋の池田公園

以前20代ぐらいの若い男性に「ボクとS〇Xしませんか?」とあからさまな事を言われて

びっくりして逃げてきた場所なのだが

上から観察していると

何かを物色している風の男性が居る

主に一人で歩いてくる女性に手あたり次第に声を掛けているのだ

しかも彼らは集団で長い時間池田公園をウロウロしていた

何の勧誘なんだろう?

誰もついて行く女性はいなかったけど、数撃ちゃ当たるんだろうか?

最近フライパンの蓋がうまくハマらないなーと思っていたら

ある日を境にフライパンが歪み始めました

落としてないし、ぶつけてもいないのに

こういう現象もあるんですね

そのフライパンの中に虫が居た事があって

コイツを私は「ゲバゲバ虫」と勝手に呼んでいる

正確には「紙魚」(しみ)という名前だそうです

なんと、源氏物語にも登場したほど歴史の古い原始的な虫

20年ぐらい前、実家に大量に発生して

やたら動きが早くて体を真っ二つに切ってもしばらく動き続けるので気味が悪くて

「ゲバゲバ虫」と呼んでいました

なぜフライパンの中にいたのかは謎ですが

すでに死んでいました

秋になるとあちこちで大事件になるのは

毎日落ちてくる銀杏の実

量が多いのでものすごい臭気を発する

勤め先の会社の前のイチョウは毎年この状態になるワケではなく

「なり年」と呼ばれる時だけたくさん実をつける

毎日自転車でやってきて、ビニール袋いっぱいに拾っていく人が居た

私にはその人が神様に見えた(*‘ω‘ *)全部持ってってー♡

ニオイは大変だが、銀杏を食べるのは好きである

後編に続く

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釣り

2023-03-07 17:40:20 | 日記・エッセイ・コラム

釣りは私の趣味ではない

主人が近年始めた趣味である

魚が釣れると時々こうして写真を送ってきてくれる

私は絶対について行かないので

釣りに対して

このぐらいの距離感がちょうどいい

ある日、やけに早く帰ってきた主人

なんと、ウナギが釣れたそうだ

テンションMAXで帰ってきてとりあえず寝る

(夜中出て行って夜通し釣っていたりするので寝不足なの)

で、さすがに素人がさばくには

失敗したらもったいないので

お店に持って行ってプロに捌いてもらいました(*'▽')ついでに焼いてくれた♡

肝までちゃんと焼いてくれて

ありがとう(*'ω'*)

とてもおいしいウナギでした

主人はウナギは捌けないけど、アナゴは動画を見ながらチャレンジしていました

週末の午前2時30分

私がゴキゲンでBarから帰ってきたら

少し前に釣りから帰った主人に

「ちょっと手伝って」って言われて

丑三つ時を過ぎてキッチンでアタフタする変な夫婦

環境が整っていない中、どうにかアナゴを捌く主人

翌日、アナゴの天ぷらを作ってくれました

( *´艸`)おいしかった

後で分かった事ですが、アナゴの血液やぬめりには毒があり

指にキズがあると捌いた時に毒が体内に入るらしいのです

アナゴを捌いた翌日、主人はひどい頭痛に襲われ嘔吐しました

その時は原因が分からず恐ろしかったです

ハゼが大量に釣れた日もありました

主人には

「釣って 捌いて 調理するまでが釣りだから(ΦωΦ)」

と常々言っていたので

長時間ハゼの下処理に追われておりました

丁寧にキッチンペーパーで挟みます

プラモデルのパーツみたいだね('ω')

天ぷらにしてくれました

骨も おせんべいにしておいしくいただきました

ふとシンクを見ると

ハゼの頭:(;゙゚''ω゚''):

コレは事件のニオイがする

あのキッチンペーパーがあやしい

キッチンペーパーをどけてみた

ぎゃーーー( ;∀;)

おいしく食べたので成仏してください

ある日、ワカサギ釣りに行った主人が

イノシシの肉を持って帰ってきた

どーゆーコト?( ゚Д゚)

友達が縄を仕掛ける免許を持っていて

イノシシを捌くと「取りにおいで」って連絡をくれるのだ

捌きたてなのでイノシシ肉にデッキブラシの毛がついていた

大きなイノシシを外で捌くので スーパーで売っているお肉とは違う

丁寧に洗います

デッキブラシの毛だと思っていたら

イノシシの毛でした(笑)

イノシシの毛は硬いのね

ダニも付いていたので逃さず取ります

カタマリ肉をカットしていきます

ちょっと厚めにスライスしてフライパンで蒸し焼きにするのが好きです

イノシシの脂は甘くて肉質はスペアリブを食べているような

ワイルドな噛み応えです

完成~

主人が釣ってきたワカサギが

付け合わせのポテトフライみたい( *´艸`)

どちらもおいしく頂きました

ある日の朝、カーペットの上に桜エビ!?

いや、違う('Д')

わが家は桜エビなんて使わない

お前、アレだろ?ワームってヤツだろ?

魚のエサ

(;´Д`)何で平日の朝、こんなところにいるんだい?

どうしようもないのでティッシュでそっとつまみ取り

(ガッチリカーペットにしがみついててなかなか取れなかった)

ベランダに投げた(-ω-)/ エイッ

「虫にさわれないから 帰ったら片付けてね"(-""-)"」

と主人に連絡

忙しい朝であった

 

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代弁させる人

2022-12-11 22:36:53 | 日記・エッセイ・コラム

人に言われて気づいた事がある

私はたびたび代弁させられていたのだ

どういう事かと申しますと

言いにくい事や 不満 自分の希望など

私を通して相手に伝えるという手段を取ってくる人が過去に何人かいたのです

例えば友人Aが「ちょっと聞いてよ」と相談があると言わんばかりに

共通の友人Bの話をします

その内容は愚痴や不満または困りごとで「自分はこう思う」という解決策まで見えているのですが

「困った 困った」とまるで解決しない問題かのようにうつむくのです

話を聞いているこちらとしては本人から解決策まで提示されているので

大好きなAが困っているのだから

なんとかしてあげたいというのが先行してしまい

友人Bに「Aの事だけど…」と

自分の意見かのように話をしてしまいます

Aの希望は通るが最終的には私が口うるさいオバサンという扱いを受けて煙たがられる

もしくは嫌われるという末路をたどるのです

その結果を受けてAの反応は

「私はそんな事本人に言うつもりはありませんでしたけど、でも渡辺さんが言ってくれたから感謝してます」

程度の発言をして誰からも疎まれずに問題を解決するのです

事例は違えど過去に何度もそういうパターンあったなぁと思い返しました

あれもコレも苦い思い出だ( ノД`)シクシク…

これは意図的にやってくる人と

他人に頼って物事を解決するのが当たり前になって

無意識にやってくる人がいるようです

無意識の人は普段本当にいい人なんです

いい人だから他人との衝突を避けたいのでしょう

ただ、どちらのタイプも相談をしている

というスタンスを取っているだけで

「自分で言えないから私の代わりにBに伝えて欲しい」

とは言わないのです

私が自分の思い通りの働きをしないと

さらに別の人間に同じ話をするのですが

その時点で問題が解決しない事が決定しているので

「渡辺さんに相談したけど取り合ってくれなかった」

「渡辺さんは冷たい」

という話にすり替わっていくようです

申し訳ございません。Aの事は大好きですが

人に嫌われながら困りごとを解決するのは私ではありませんし

私はそういった問題の請負人ではございません

自分の言葉で伝えなければ正しく伝わらないし

問題が大きくなる危険もあるので

お悩み相談はするのも聞くのも気をつけようと思いました

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キミは王子様

2022-10-03 17:14:16 | 日記・エッセイ・コラム

先日自分の過去の投稿の中で小学校の頃のエピソードを読んでいて思い出した事がある

思い出したというか、ずっと覚えていた事なのだが

小学校6年生の頃の話である

当時小学校では朝の体力づくりの時間が設けられていて

毎日毎日授業の前に運動場に全校生徒が整列し、体操やらかけっこやら行進などで体を動かし、団体行動を叩きこまれていた

「学校って軍隊みたいだな(-ω-)行くのイヤだな」

かなり早い段階からそんな事を思う子供だったが、小学校6年間で学校を休んだのは2日のみである

子供の頃の私は丈夫であった

そもそも朝から運動場に出るとか面倒だし冬は寒くて夏は暑いし、基本運動場に出る時は裸足という謎のルールがあったのでイヤでたまらなかったのだが

朝の体力づくりはみっちり6年間続いた

そんな6年目の思春期なお年頃

クラスごとに背の順で並んだ隣の生徒とペアになって体力づくりをするという

ちょっとハードな体操を指示される

男女ペアになるのだが、それをイヤだとか言う空気は皆無である

私のペアは学級委員長なども務めるしっかり者のグンジ君だった

片方が両手両足を地面に付けて身体で小さな山を作る

ペアになったもう一人がその山を跳び箱の要領で飛び越え(馬飛び)

飛び越えたあと山の下をくぐる

1人の人間がもう1人の人間の周りをぐるぐる回るのだ

1分間で何回 回れるか

回数を多く回るには なるべく素早く動きましょう

先生が煽る

子供は単純なのでつい頑張ってしまう('◇')ゞ

この運動を含め、ペアで行う運動は何日か続いた

昨日より多く回るぞぅ(*'ω'*)

イヤでたまらないハズの体力づくりの時間が向上心に満ちている

と、予期しない事故は突然起こった

グンジ君を飛び越えた瞬間「プッ」って小さな音のオナラが出てしまったのだ

それはきっとグンジ君にしか聞こえないぐらいの音量だったと認識している

音が鳴った直後 顔が真っ赤になるのが分かった

「おわたー(;´Д`)グンジはきっとクラス中に言いふらすんだ。『コイツおならしたんだぜー』って私の事からかうんだ。卒業式まで言われ続けるのかなー?めちゃくちゃイヤだー( ノД`)シクシク…」

と心の中で叫びながら1分間の体操を終え、今度は青ざめながらグンジ君の顔をそっと見る

彼は、何も言わなかった(゚Д゚;)

知らぬ顔で朝の体力づくりの時間を終え、教室に帰っても誰にも言わず

そして卒業式まで私がオナラをした事は誰にもからかわれなかったのだ

グンジ尊敬する

それから約30年後

ちょっとした同窓会が開かれた

グンジ君がちょっと遅れてやってきた

40代の彼は清潔感をも漂わせるステキな壮年男性になっていた

「さすがグンジ。中年になっても裏切らない('Д')」

あのオナラ事件の話、してみようかな

離れた席に座ったグンジ君を視界に入れながら

タイミングを見計らっていたが

「今日は早く帰らなきゃいけなくて。みんなゴメン」

と言って帰っていった

「さすがグンジ。ダラダラ最後まで騒いでる私とは違ってスマートに帰っていった('Д')」

彼は私にとって 初恋でも、恋愛の対象でもなかったが

それでもあえて言いたい

キミは私の王子様だ

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