後編は老いと生死についての事件になります
苦手な方はここでログアウトしてください
2021年は主人のおばあちゃんが亡くなりました
95歳でした
戦争と終戦の時代を経験したおばあちゃんの話は興味深く
よく話をしてもらいました
戦時中、おばあちゃんは10代の娘さんであった
時々憲兵さんが学校に来たそうだ
詰襟姿に腰に差したサーベルがなんだかかっこよく見えたと乙女な発言も飛び出した(n*´ω`*n)
8月15日が誕生日のおばあちゃん
戦争終結を知らせるラジオの玉音放送は「何だかよく分からなかった」との事
「私はこの子をおんぶして子守りしたのよ」
孫である主人の話もよくしてくれました
犬たちからも大人気。栗の皮をむいているとすぐに寄ってきます
むいた栗全部犬に食べられてるよー(;・∀・)
そんなおばあちゃんの葬儀の朝 事件が起こる
黒いパンプス 下駄箱から出してみたら劣化してボロボロ(´;ω;`)
葬式あるある
靴底の裏もヒビだらけ
慌てて靴屋さんに走りました
オープンと同時に入店
足が痛くなりにくいパンプスを見つけて事なきを得ました
現在ここの靴屋さんは閉店して更地になっています
次またこんな事が起こったら駆け込むお店がありません(◎_◎;)
主人の母が「コレおもしろいよ」って貸してくれた小説
タイトルが実に衝撃的である( ゚Д゚)
内館牧子さんは高校生の時から大好きで
主人公をあっさりハッピーエンドで終わらせないところが良い
「すぐ死ぬんだから」あらすじ
老いにあらがい若々しくいようと努力を惜しまない主人公
ある日突然夫が死んでしまった
夫が死んだ後で判明した愛人と隠し子の存在
そんな存在がいるなんて微塵も感じさせなかった夫
復讐したくとも本人はもうこの世にいない状態で
主人公はどう復讐をし、けじめをつけていくのか…
3分の1ぐらいまでは「退屈な話だなー」と読んでいたのだが
夫が死んで愛人と隠し子発覚から
俄然おもしろくなって一気に読んでしまいました
老いと言えば私の身体にも ジワジワきてます
なぜかアキレス腱あたりを蚊に刺される
コレがめちゃくちゃ痒くて(´;ω;`)
うっかりかきむしったら
1年以上経過した現在も黒ずんで残っています
さらにこの肘のタルミはΣ(゚Д゚) 老い以外の何者でもないっっ
とは言え歳を重ねる事を嘆いても仕方がない
皆平等に年を取るのだ。日々を楽しもうじゃないか
という事で、ある秋の休日
地元のお祭りで演奏をさせてもらい、夕方ゴキゲンで帰宅したところ
アパートに警察車両が来てた( ゚Д゚)
警察官は隣のお宅を出入りしている
帰宅した私に「何か変わった事はありませんでしたか?」という事情聴取をしてきた
実は、ここ3日ほど隣のガス給湯器から「シュー」という音がずーっとしていて気になっていた
ガス怖いし、どこかに連絡したほうがいいのかな?と思い始めたところだったのだ
警察からは何の説明もなく事情聴取が終了し「絶対事件じゃん(◎_◎;)」て気になって仕方がなかった私は
後日、付き合いのないお隣さんの家のインターホンを押した
見たことない人が顔を出した
隣にはおじいちゃんが一人で住んでいたハズ
その人は息子さんで、息子さんによると
おじいちゃんは金曜日にお風呂場で亡くなっていたらしい
発見されたのは日曜日。ガス給湯器の音以外、何も分からなかった
ニオイも、虫も、何も
発見が早かったという事かな
おじいちゃんからは亡くなるような前触れはまったく感じられなかった
足の悪い奥様を施設かどこかに預けてからは一人暮らしだったけど
規則正しい生活を送り、週に何度か洗濯をするのだが
いつも朝の決まった時間に洗濯物を干していた
車も問題なく運転されていて、顔を見ると挨拶を交わす程度だったけど
どこか体調が悪いようには見えなかっただけに
亡くなった事には驚いた。これが孤独死というものか
後日部屋は引き払われ、長い間空き家だったが、浴室と壁紙と給湯器を総替えして
現在別の人が住んでいる
それから1年後の深夜12時30分
わが家の玄関でガチャガチャと音がする
誰かがドアを開けようとしているのだ
「コワイ( ;∀;)」
しかも鍵を差し込んでさらにガチャガチャやっている\(◎o◎)/!
「いや 誰?」
ドアの穴からそーっとのぞいてみた
玄関の外にいたのは…
つづく