渡辺さん家

スイーツ大好き渡辺さんの時々日記

愛岐トンネル群 秋の特別公開2021 その5

2022-12-03 05:31:08 | ブログ

5号トンネルを抜けると「レンガ広場」に到着

廃レンガを敷いて作った大きなステージが現れました

機材を持ち込んで演奏しているのですが

ここで毎回演奏している友人に聞いたところ

特別な搬入口がないので基本的には機材を担いで

お客さんと同じように入り口の門から1km以上歩いて到着するそうです

川の水量が少ない時は向かいの道路から川の中にある石づたいに歩いて渡り

最後はハシゴをよじ登ってこのステージにたどり着く人もいるそうですよ

とってもサバイバルなんですね\(◎o◎)/!

私たちにもこちらでの演奏のお話がきておりますので

いつか演奏する事になったら

そのあたりの搬入、搬出のレポートを書いてみようかと思っています

客席がたくさんありました

 

↑ 動画です 楽しいコンサートでした(^^♪

SL C57の動く動輪の展示 重量3t

自転車を漕ぐと回ります

最後のトンネルに向かいます

6号トンネル 全長333mと最長でライトがないと真っ暗で足元も見えません

地面にはバラストと呼ばれる砕石がゴロゴロしており

気を付けないと転倒や捻挫など怪我の恐れがあります

このバラストというのはそもそも何かと申しますと

何トンもの列車の重みを支えるクッション材として線路に使われた石だそうです

「中央線鉄道唱歌」という歌があったんですね

10年以上前になりますがここのイベントの関係者から

「渡辺さんのお父さんは元JR職員だとお聞きしました。ぜひ何かこの中央線にまつわるエピソードをお話いただけないでしょうか」という打診がありましたが

「自分は口下手で人前に出る事も苦手だし、何もお話しできないから」と父は断ってしまいました

おや?この言葉おばあちゃんからも聞いたな

つまり父の母親が生前90歳を過ぎた頃の終戦記念日

「戦時中の話が聞きたい」と私の個人的な興味でお願いしましたが

「ばーちゃんは口下手で 何も話せない」と困ったように口をつぐんでいたのです

親子だなと思いました

その分祖父が社交的で饒舌な人ではありましたが

100年以上昔、こうした技術がすでにあった事にも驚きます

最後の駅「県境駅」に到着しました

この先にもトンネルはありますが

先に進めない大人の事情とやらがあるようです

ここが愛岐トンネル群終点です

谷の向こう側からモノを運べるように滑車を付けたカゴが設置されていますが

人間は運べません

いつかこの先のトンネルも見ることができるといいですね

6号トンネル

県境駅から見た姿はシンメトリーで美しいと評判です

さて、ここから1.7kmの道のりを戻ります

6号トンネルと5号トンネルの間から玉野古道という道に入り

来た道とは別のルートを取ります

途中、人が出入りしている穴を発見

「暗渠(あんきょ)」と呼ばれる廃線の下にあるレンガ製の水路です

奥まで行って見上げると 行きのルートの真下になるので

上からも覗かれているのです(笑)

歴史を刻んだレンガ

一番奥から出口に向かう時の光がなんとも神秘的でした

次回 玉野古道を歩きます

愛知県春日井市JR中央線「定光寺駅」徒歩3分

 

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愛岐トンネル群 秋の特別公開2021 その4

2022-12-02 00:54:04 | ブログ

愛岐トンネル群の象徴的な場所にやってきました

この看板は川を挟んだ反対側の道路から見えます

お弁当などが購入できるエリア

その名も「マルシェ駅」です

ここで休憩する人が多いので最も賑わう場所という印象を受けました

お店の品物は飛ぶように売れていくので早めの購入がオススメです

商品の空箱があっという間に積みあがっていきます

ドリンクは自販機がないので無人販売

料金箱は竹を使った手作りのもの

総合案内所があることにもびっくりしました

お土産や記念の缶バッチなどの販売をしています

お父さん達が詰めかけているお店があります

何のお店かな?

お酒の販売所でした\(◎o◎)/!

国内初のもみじエキスを使ったクラフトビールも販売

(株)もみじかえで研究所の代表 本間氏がもみじエールを販売

10年近く前から地元では有名な方で 

私も何度かすれ違っております

写真は7年前のモノ

手に持っているのはビールではなく

もみじエキスのサイダー「もゆるは」という商品です

パンの販売もあったようですが売り切れていました

「今追加を届けてもらってるのでもうすぐ販売できます」

との事でしたので待つことに

なんと喫煙所も完備されている\(◎o◎)/!

天然酵母のパン

到着

カレーパンが手に入りました

サイズは小さめ 200円

ちょっと物足りないかな(*´з`)

次回からはお弁当を持参しようと心に誓い

5号トンネルに入ります

99mのトンネル

灯りがないので真っ暗でスマホのライトでは光が足りません

地面にはバラストと呼ばれる砕石がゴロゴロしているので

懐中電灯を持参する事をオススメします

次回ステージのある「レンガ広場」の様子をお伝えします

愛知県春日井市JR中央線「定光寺駅」から徒歩3分

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愛岐トンネル群 秋の特別公開2021 その3

2022-11-27 02:20:59 | ブログ

「竹林駅」から4号トンネルに入り

出口が見えてきました

トンネルを抜けるとそこは色づいたモミジの世界

「大モミジ前駅」に到着でございます

大モミジが右手に見えてきました

見たこともない巨木\(◎o◎)/!

モミジってこんなに大きくなるの?

高さ18m 推定樹齢98年~110年

愛知県最大級

見る角度によって3本にも4本にも5本にも見えることから

「三四五(みよい)の大もみじ」

と名付けられたそうです

こちらにも椅子とテーブルがあるので

ゆっくり景色を楽しめます

ヒラヒラと舞う落ち葉に光が当たって綺麗でした

太陽光がライトのように照らすので

光に透けたモミジが素晴らしかったです

 

↑ 動画 音のするほうを見ると

ししおどしが設置されていました

続いて「水車前駅」に到着

だいたいこのあたりが中間地点と思われます

金属類を一切使わず全て木組みで作られた大きな水車

釘すら使っていないそうです

県下最大級の2.7m

現在設置されているのは3代目

 

↑ 回る姿もどうぞ

このあたりは斜面の上のほうまで散策できるように整備されています

おや?なにかあるようですよ

幸福の鐘だそうです

叩きすぎないように注意

じゃあ叩いとくか

2回までだよ

カモシカのお母さん?どこかな

崖の上にいました

 

ブランコがありました。当然乗ります

大人が乗っても大丈夫

次回 大人気「マルシェ駅」の様子をお伝えします

愛知県春日井市JR「定光寺駅」から徒歩3分

 

 

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愛岐トンネル群 秋の特別公開2021 その2

2022-11-25 18:19:59 | ブログ

連載2回目の本日は「竹林駅」からスタートです

名前の通り竹林なんです

あちこちにベンチが置かれているので

思い思い好きな場所で休憩しながら景色を楽しむ事ができます

竹の間から見える穏やかな川の流れ

手前には手作りの遊具のようなものが見えます

この廃線には300本ものモミジが自生しています

竹林と色づいたモミジとのコラボレーションが幻想的

ん?なんか 小屋が見える\(◎o◎)/!

えー?誰か住んでるんですか?

民家ですか?

愛岐トンネル群保存再生委員会の

会員の方が作業時に休憩される小屋

東屋(あずまや)でした

一般公開の期間中、コロナ前は300円で抹茶とお菓子が頂けたそうですが

2021年はお茶の提供は中止されていました

お茶が頂けないのは残念ですが

冷えた体を囲炉裏で温めました

この日は雨が少しパラつきました

天気が良ければこちらでも休憩できます

竹林に響く篠笛の音色

石を積んだ小さなステージで演奏をされていました

 

↑ 動画はこちらから

こちらの竹林では「吹く楽器」のコンサートが開催されているようです

尺八、オカリナなど

愛岐トンネルの昔の写真も展示

昭和22年生まれの私の母が

「昔は電車ではなくて汽車だったから、うっかり窓を閉め忘れたままトンネルに入ると煙が車内に充満して大変だった」

「名古屋に到着するまでにトンネルをいくつも通るから トンネルの数を数えてたのよ」

と話していたのを思い出しました

まさしくこのトンネル群の事ではなかろうか

今度実家に行ったら確認してみよう

竹林でのんびり楽しんでいたら

人がどんどん増えて大混雑の中4号トンネルへ突入しました

本日はここまで

次回「大もみじ広場」の様子をお伝えします

愛知県春日井市JR「定光寺駅」から徒歩3分

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愛岐トンネル群 秋の特別公開2021 その1

2022-11-22 19:11:42 | ブログ

2021年11月27日 公開初日に思い立って行ってみました

愛岐トンネル群 秋の特別公開

「愛岐トンネル群」とは

日本三大廃線トンネル群のひとつ

明治33年(1900年)に開通した名古屋と長野をつなぐ中央線

庄内川渓谷に沿って建設され トンネルは14か所造られました

昭和41年に廃線

レールと枕木が撤去され、放置された線路は藪の中に埋もれてしまいました

平成17年(2005年)廃線の探索開始

数か月の探索の結果 平成18年(2006年)に発見

4つの赤レンガトンネルと玉野渓谷の景色が楽しめるように整備された愛岐トンネル群は

明治時代の貴重な産業遺跡として平成28年(2016年)登録有形文化財に指定されました

トンネル群の入り口付近には駐車場がないので電車で向かいます

朝ごはんは駅で買ったおにぎりをホームでほうばりました

多治見駅から2駅で到着

定光寺駅(無人駅)

初めて降り立ちました

崖に貼りつくように駅があるので いい眺めです(◎_◎;)

階段を下って駅の外に出ます

普段は無人駅ですが

お客さんが多いので駅員さんが特別配備されているようです

しかし、めっちゃ下るなぁ

東京の地下鉄の大江戸線ぐらい下ってるかも!?

駐車場が見えますが、一般客は使えないようです

せっかく駅員さんが来てくれているので

帰りの切符を購入しておきます

普段車移動ばかりで電車を使わないので

電車の乗り方は高校生の頃でストップしています

スイカ? パスモ? イコッカ? (◎_◎;)うう 分からん

駅から出ると、全員同じ場所を目指して歩くのでついて行けば迷いません

案内の三角コーンもたくさん並べてくれています

さあやって参りました

ここから愛岐トンネル群の始まりです

見上げると綺麗に色づいた紅葉

光に透けてとても綺麗

入場料は100円です ここでお支払い 

ひとつめのトンネルの前にやってきました

9:30~14:00まで入場可能

15:00閉門

ホームにあるような駅の看板が立ってる(*'ω'*)

駅名標って呼ぶんですって

実物大のSLが描かれた のれんをくぐって3号トンネルに入ります

3号トンネルは行きのみの一方通行

レンガのトンネルだぁ('Д')

トンネルの入り口を振り返ると、のれんが光に透けて

こちらにカメラを向ける大勢の方々が見えました

向こうからトンネルの中にいる私たちはほとんど見えません

トンネルを進むとライトアップされていて探検気分が盛り上がる

トンネルの中に展示物がありました

ジオラマの展示

解説付きなので分かりやすい

出口が見えてきました

崖の左側に落石防止柵が建てられています

この柵は古レールを再利用した「リユース棚」

丁寧に作られた展示物

皇紀年号という日本固有の年号が存在したんですね

知りませんでした

足元はゴロゴロと砕石が落ちているのですが

落ち葉が石を隠しているので

とても歩きにくいです

ここに訪れる皆さんはそういう事をちゃんと分かっていて

スニーカーやトレッキングシューズで来ていました

写真がたくさんあるので今回はここまで

次回は「竹林駅」の様子から投稿します

愛知県春日井市JR「定光寺駅」から徒歩3分

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